微熱 歌詞 ベル ふりがな付

言葉ことばは軽薄けいはくだ 容易たやすく吐はき捨すてる
人ひとは薄情はくじょうでしょう 忘わすれちゃうもの

知しらぬ間まに繋つないだ掌てのひら 熱ねつを帯おびて
開あけた繁華はんか町まち 反射的はんしゃてきに手てを離はなす

貴方あなたが通とおり過すぎた 掌てのひらの上うえ
残のこった体温たいおんだけ 掴つかまえてた

日々ひびに意味いみ求もとめて 日々ひびに裏切うらぎられる
信しんじるのが怖こわい 離はなれていくもの

少すこし背伸せのびをした 慣なれない靴くつの先さきが
感覚かんかく失なくしても 離はなせないな 弱よわいから

貴方あなたの左ひだりの手てと 私わたしの右手みぎて
通かよった熱ねつが だから悲かなしかった

抜ぬけ殻がら 熱ねつと眩暈めまい 夜よるの終おわり
鍵かぎが閉しまる音おとは冷つめたく

貴方あなたが触ふれた場所ばしょが まだ熱あついから
残のこった体温たいおんだけ 掴つかまえてた