「インソムニア・マーメイド」の歌詞 富田美憂

星ほしの見みえない午前ごぜん零れい時じ わたしの声こえは届とどかない
深海しんかいをたゆたうような 夜よるに浮うかべた孤独こどく

瞳ひとみを閉とじればあなたが
夢ゆめの中なかまで会あいに来きてしまうでしょう?

窓まどの向むこう側がわ 静寂せいじゃくの気配けはいと ひとつになりたい
思おもいつかなかった あの恋こいの続つづきを 起おこさないように
長ながい沈黙ちんもくに 包つつまれた世界せかいで わたしを探さがさないで
朝あさに還かえる泡あわ もう少すこしこのままで Ah,
真夜中まよなかのマーメイド 探さがさないで

不自由ふじゆうそうにつないだ手てが 今いまはもう懐なつかしい
どうしても思おもい出でになる それは望のぞんでたこと

時計回とけいまわり螺旋らせんの先さき
いつか夢ゆめにも辿たどり着つけなくなるわ
それで、それがいいの

窓まどの向むこう側がわ 動うごき出だす気配けはいが あなたを連つれ出だす
思おもいつかなかった あの恋こいの続つづきも 光ひかりに溶とけてく
浅あさい微睡まどろみに 解とき放はなつ世界せかいで わたしを探さがさないで
おはよう、さよなら 眩まぶしさと見送みおくるわ Ah,
インソムニア・マーメイド