よみ:かくめいのだるか
革命のダルカ 歌詞
-
DarkestoRy
- 2020.12.2 リリース
- 作詞
- 奏音69
- 作曲
- 奏音69
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怯ひるむな。進すすめ。
悪魔あくまに奪うばわれたものを思おもい出だせ。
奴やつらに【言葉ことば】などは通つうじない。
悪魔あくまを殺ころせ……俺おれたちの手てで!
青年ルドルフは途方とほうに暮くれた。
またひとり、同志どうしを失うしなってしまったのだ。
「早はやく帰かえろう……」
そこへ、路地裏ろじうらで嗤わらう不気味ぶきみな老人ろうじんが現あらわれる――
「悪魔あくまが憎にくいかい? 勝利しょうりが欲ほしいのかい?」
怪あやしげな首輪くびわをルドルフに差さし出だした。
悪魔あくまに変化なりすまし、王宮おうきゅうへ潜入もぐれば、革命かくめいの勝機しょうきは必かならず来くる。
夜よるに溶とけ込こめ。
悪魔あくまに復讐ふくしゅうを――Feuer
世界せかいに革命かくめいを――Feuer
同志どうしに勝利しょうりという花はなを。
その剣けんが狙ねらうのは、悪魔あくまの王子おうじ
「聖義せいぎは、ここにある!」
悪魔あくまの胸むねに剣けんを突つき立たて、灰はいになるまで滅ほろぼすのだ!
そう、悪魔こいつに【言葉ことば】などは通つうじない。
月つきが照てらすは小ちいさな姿すがた。天使てんしの素顔すがおで眠ねむっている。
あぁ、なんてこと……王子おうじはまだ子供こどもじゃあないか……。
その王子おうじ、マリスはひとりぼっちだった。
気きに入いられたルドルフは、世話せわ役やくを任まかされる。
あどけないマリスに 戸惑とまどいながら、
ふたりの奇妙きみょうな"友情ゆうじょう"がはじまる。
「親友ともと呼よんだのは、お前まえが初はじめてだ」
何なにも知しらないマリスは、この宿敵ぼくを喜よろこんだ。
……どちらが悪魔あくまだ? あぁ、もう何なにもわからない。
必かならず守まもると誓ちかいまでして。
偽いつわりの【言葉ことば】で。
愚民ぐみんに粛清しゅくせいを――Feuer
欺瞞ぎまんに断罪だんざいを――Feuer
醜行しゅうこうに手向たむけの花はなを。
側近そっきんの男おとこには、すべて見抜みぬかれていた。
「虚犬こいぬが、ここにいる!」
悪魔あくまたる、悍おぞましい紅あかい眼め。
殺意さついと、血ちに飢うえた皓しろい牙きば。
そう、悪魔わたしは【言葉ことば】なんて信しんじない。
対話はなしさえ聞きいてくれぬままに、殺ころしてしまえと糾弾きゅうだんする。
あぁ、いびつな友情ゆうじょうだった。目めが覚さめたようだ。
戦友せんゆう[とも]のもとへ還かえったルドルフは【言葉ことば】を失うしなった。
そこで見みたのは、変かわり果はてた同志どうしたちの姿すがただった。
……夜明よあけと共ともに、王宮おうきゅうへの奇襲きしゅうを。
同志どうしに報むくいる剣けんを!
「ルドルフ、お前まえも来きてくれるだろ……!」
姿形すがたの違ちがう者ものたちが、信頼しんじあうのは難むずかしい。
ルドルフは複雑ふくざつな【言葉ことば】を秘ひめたまま、次々つぎつぎと悪魔あくまを散ちらしていく。
だが、どうしても頭あたまから離はなれない。
この奥おくで待まっていた……あの王子おうじの笑顔えがおが。
ルドルフは葛藤かっとうした。
共ともに夢ゆめみた戦友せんゆうか。
守まもると誓ちかった親友しんゆうか。
一体いったいどちらが、本当ほんとうの自分じぶんなのだろう。
悪魔あくまの変化かおで出で遇あえた親友ともへ。それが、せめてもの償つぐないなら。
ただ、ひとつでいい。お前まえだけは……
「……逃にげてくれ!」
同志どうしの凱歌がいかが迫せまる部屋へやで、「迎むかえに行いく」と約束やくそくした。
また、偽いつわりの【言葉ことば】で君きみを救すくえるなら。
悪魔あくまの変化かおに気付きづかぬ戦友ともが、灰はいになるまで滅ほろぼすという。
なら、それでいい。
悪魔あくまはきっと、僕ぼくのことだった。
「我わが名なは"マリス"……悪魔あくまの王子おうじだ」
ひとり生いき延のびたマリスは、古ふるびた洋館やかたに身みを隠かくした。
「迎むかえに行いく」と約束やくそくした、あの親友しんゆうを待まち続つづけて……。
悪魔あくまに奪うばわれたものを思おもい出だせ。
奴やつらに【言葉ことば】などは通つうじない。
悪魔あくまを殺ころせ……俺おれたちの手てで!
青年ルドルフは途方とほうに暮くれた。
またひとり、同志どうしを失うしなってしまったのだ。
「早はやく帰かえろう……」
そこへ、路地裏ろじうらで嗤わらう不気味ぶきみな老人ろうじんが現あらわれる――
「悪魔あくまが憎にくいかい? 勝利しょうりが欲ほしいのかい?」
怪あやしげな首輪くびわをルドルフに差さし出だした。
悪魔あくまに変化なりすまし、王宮おうきゅうへ潜入もぐれば、革命かくめいの勝機しょうきは必かならず来くる。
夜よるに溶とけ込こめ。
悪魔あくまに復讐ふくしゅうを――Feuer
世界せかいに革命かくめいを――Feuer
同志どうしに勝利しょうりという花はなを。
その剣けんが狙ねらうのは、悪魔あくまの王子おうじ
「聖義せいぎは、ここにある!」
悪魔あくまの胸むねに剣けんを突つき立たて、灰はいになるまで滅ほろぼすのだ!
そう、悪魔こいつに【言葉ことば】などは通つうじない。
月つきが照てらすは小ちいさな姿すがた。天使てんしの素顔すがおで眠ねむっている。
あぁ、なんてこと……王子おうじはまだ子供こどもじゃあないか……。
その王子おうじ、マリスはひとりぼっちだった。
気きに入いられたルドルフは、世話せわ役やくを任まかされる。
あどけないマリスに 戸惑とまどいながら、
ふたりの奇妙きみょうな"友情ゆうじょう"がはじまる。
「親友ともと呼よんだのは、お前まえが初はじめてだ」
何なにも知しらないマリスは、この宿敵ぼくを喜よろこんだ。
……どちらが悪魔あくまだ? あぁ、もう何なにもわからない。
必かならず守まもると誓ちかいまでして。
偽いつわりの【言葉ことば】で。
愚民ぐみんに粛清しゅくせいを――Feuer
欺瞞ぎまんに断罪だんざいを――Feuer
醜行しゅうこうに手向たむけの花はなを。
側近そっきんの男おとこには、すべて見抜みぬかれていた。
「虚犬こいぬが、ここにいる!」
悪魔あくまたる、悍おぞましい紅あかい眼め。
殺意さついと、血ちに飢うえた皓しろい牙きば。
そう、悪魔わたしは【言葉ことば】なんて信しんじない。
対話はなしさえ聞きいてくれぬままに、殺ころしてしまえと糾弾きゅうだんする。
あぁ、いびつな友情ゆうじょうだった。目めが覚さめたようだ。
戦友せんゆう[とも]のもとへ還かえったルドルフは【言葉ことば】を失うしなった。
そこで見みたのは、変かわり果はてた同志どうしたちの姿すがただった。
……夜明よあけと共ともに、王宮おうきゅうへの奇襲きしゅうを。
同志どうしに報むくいる剣けんを!
「ルドルフ、お前まえも来きてくれるだろ……!」
姿形すがたの違ちがう者ものたちが、信頼しんじあうのは難むずかしい。
ルドルフは複雑ふくざつな【言葉ことば】を秘ひめたまま、次々つぎつぎと悪魔あくまを散ちらしていく。
だが、どうしても頭あたまから離はなれない。
この奥おくで待まっていた……あの王子おうじの笑顔えがおが。
ルドルフは葛藤かっとうした。
共ともに夢ゆめみた戦友せんゆうか。
守まもると誓ちかった親友しんゆうか。
一体いったいどちらが、本当ほんとうの自分じぶんなのだろう。
悪魔あくまの変化かおで出で遇あえた親友ともへ。それが、せめてもの償つぐないなら。
ただ、ひとつでいい。お前まえだけは……
「……逃にげてくれ!」
同志どうしの凱歌がいかが迫せまる部屋へやで、「迎むかえに行いく」と約束やくそくした。
また、偽いつわりの【言葉ことば】で君きみを救すくえるなら。
悪魔あくまの変化かおに気付きづかぬ戦友ともが、灰はいになるまで滅ほろぼすという。
なら、それでいい。
悪魔あくまはきっと、僕ぼくのことだった。
「我わが名なは"マリス"……悪魔あくまの王子おうじだ」
ひとり生いき延のびたマリスは、古ふるびた洋館やかたに身みを隠かくした。
「迎むかえに行いく」と約束やくそくした、あの親友しんゆうを待まち続つづけて……。