秋色のバラッド 歌詞 村上加代子 ふりがな付

イチョウ並木なみきを ひとり歩あるけば
愛いとしい思おもい出で 秋色あきいろに染そまる
落おち葉ば踏ふみしめ ふとたたずめば
音おともなく吹ふき抜ぬける 風かぜの吐息といき
あなたといた日ひは 甘あまく崩くずれ
見上みあげれば 悲かなしいほどの青空あおぞら
あなたがいないの あなたがいないわ
誰だれよりいちばん あなたを愛あいした

ふたり暮くらした 古ふるいアパート
駅えきへと急いそいだ 秋色あきいろの舗道ほどう
時ときの流ながれに 包つつまれながら
若わか過すぎたあの季節きせつ 風かぜの匂におい
あなたの笑顔えがおが 胸むねにあふれ
よみがえる 優やさしい指ゆびの温ぬくもり
あなたがいないの あなたがいないわ
私わたしは失なくした 愛あいしたすべてを

あなたがいないの あなたがいないわ
誰だれよりいちばん あなたを愛あいした