横浜バラッド 歌詞 清水節子 ふりがな付

馬車道ばしゃみち辺あたりまで送おくらせて 冷つめたい風かぜ吹ふくレンガの街まち
愛あいすれば愛あいするほど 悲かなしく切せつないこの胸むね

人目ひとめをさけて二人ふたりで逢あう
港みなとが見みえるホテルの部屋へや
抱だきしめて 私わたしを離はなさないで
永遠とわに一緒いっしょと信しんじていたわ

肌はだを寄よせて燃もえた夜よるは
ああ二に度たびとは戻もどりはしない

優やさしい声こえ 哀かなしそうな瞳ひとみ
あなたのすべてが好すきだったのよ

愛あいする事ことを教おしえてくれたあなた
今度こんどは忘わすれることを教おしえてください

伊勢佐木いせざきの 歌うたがながれる店みせ
ブルースでモスコミュール飲のんで
少すこしだけ 酔よって愚痴ぐちを云いえば
綺麗きれいな想おもい出でも消きえそうだわ

忘わすれないわ 優やさしい声こえ
シネマのように お別わかれしましょう

今いまから 車くるま走はしらせましょう
霧笛むてきが泣ないてる ベイサイドまで

あなたと過すごした 想おもい出での街まち

甘あまく切せつない 恋こいの街まちよ