センチメンタル・アンドロイド 歌詞 MOSAIC.TUNE feat. 鏡音レン ふりがな付

五月雨さつきあめ 錆さびた声こえが告つぐ
いつものように "異常いじょうナシ" の機体からだ
さかさま 囁ささやいた誰だれか
不確ふたしかな予感よかん 気付きづかぬふり

たとえ僕ぼくが消きえても
美うつくしい世界せかいのままで 完璧かんぺきに噛かみ合あっていく
瑕きず一ひとつ残のこらずに

狂くるわない拍子リズムで歩あるいて
変かわらない毎日まいにちの中なかで
ただ壊こわれゆく時ときを待まって
今日きょうも「前まえに倣ならえ」
胸むねのどこかしらが痛いたんで
そんな僕ぼくは多分たぶん異端いたんで
感傷的かんしょうてきな機械センチメンタル・アンドロイド
狂くるい出だす歯車はぐるまを 止とめて

最初さいしょは人ひとのためだった
機械ぼくらは生うまれ ここまで進歩しんぽした(そだった)けど
いつしか分わかり合あえなくなり 世界せかいを分わかつ深ふかい国境きれつ

アイという弱よわさ 求もとめて
ナミダという水みずを流ながして
何故なぜ 彼等ひとは愚おろかなままで笑わらうのか
分わからない

不揃ふぞろいな拍子リズムで歩あるいて
ばらばらの明日あしたを描えがいて
それぞれの【error】(こころ)を抱だいて
不可思議ふかしぎな人間いきもの
胸むねの奥深おくふかくが痛いたんで
そんな僕ぼくはきっと異端いたんで
感傷的かんしょうてきな機械センチメンタル・アンドロイド
お願ねがいだから、誰だれか止とめて

聴きこえる
耳鳴みみなりに似にた声こえがしている

機械ぼくらは夢ゆめを視みないのに
どうして僕ぼくは何度なんども何度なんどもおんなじような、
ありえもしない未来みらいをなぞって息苦いきぐるしくなるのだろう?
空ぞら回まわるだけの歯車はぐるまたちが廃品ガラクタへ果はてゆく道みちの途中とちゅう
答こたえを見みつけた

狂くるわない拍子リズムで歩あるいて
変かわらない毎日まいにちの中なかで
ただ壊こわれゆく時ときを待まって
今日きょうも「前まえに倣ならえ」・・・?

誰だれのために歩あるいてるのか
僅わずかな疑念ぎねんが芽生めばえたら
感傷的かんしょうてきな機械センチメンタル・アンドロイド

「さあ、こんな世界せかいなど壊こわせ」

突然とつぜんの眩暈めまいが襲おそって
一瞬いっしゅん 止とまった僕ぼくの全すべて
完璧かんぺきな日々ひびはひび割われて
心拍リズムを刻きざみ出だす
誰だれのために歩あるき出だそうか
僕ぼくのために歩あるき出だそうか
感傷的かんしょうてきな機械きかい

「さあ、【error】(こころ)受うけ入いれて進すすめ」

陰かげで嘲笑あざわらう道化どうけ