夜想モンスター 歌詞 40mP feat. 音街ウナ ふりがな付

夜よるを待まっていた 傷きずが癒いえるまで
ビルの影かげで息いきをひそめて
気きづかなかった 油断ゆだんしていた
僕ぼくを見みてる幼おさない少女しょうじょ

疑うたがいもしない無邪気むじゃきな瞳ひとみ
映うつし出だされた僕ぼくは
おとぎ話ばなしに出でてくるような
化ばけの皮かわをかぶった何なにか

目めが合あったらきっとバレてしまうから
ウソで塗ぬり固かためた僕ぼくの正体しょうたいが
差さし出だされた君きみの手てを払はらって
闇夜やみやの中なか 消きえてゆく

どれくらいだろう 月日つきひは流ながれ
すれ違ちがった あの日ひの少女しょうじょ
姿すがたこそは大人おとなになれど
変がわりはしない綺麗きれいな瞳ひとみ

振ふり向むいた君きみの髪かみが揺ゆれてる
刹那せつな 時間じかんが止とまる
消きえることのない傷跡きずあとが
また再ふたたび疼うずき出だした

目めが合あったらきっとバレてしまうから
僕ぼくでさえわからない僕ぼくの正体しょうたいが
呼よび止とめる君きみの声こえを残のこして
人ひとの群むれに消きえてゆく

もしも願ねがいが叶かなうなら
せめて君きみに伝つたえたい
この哀あわれな運命うんめい
鏡かがみの中なかのモンスターが涙なみだを流ながした

それは決けっして許ゆるされはしない
誰だれかを愛あいしてしまうことなんて
枯がれ落おちた花はなびらをかき集あつめ
空そらに放はなつ

二に度たびと出会であうことがないように
朝あさが来くる前まえにこの街まちを出でる
風かぜが花はなびらを君きみのもとへ届とどけるころ
もう僕ぼくはいない

闇夜やみやの中なか 消きえてゆく