WOLFMAN 歌詞 コドモドラゴン ふりがな付

耳鳴みみなりと叫さけび声ごえ
死しに際ぎわのシュプレヒコール
思おもい出だすだけで涎よだれ滴したたる

お腹なか減へった

美味びみなり
骨ほねを飾かざればフルコース完食かんしょくって
余あますところは無ないよ君きみだって
指先ゆびさき舐なめまわした
想像そうぞうしたとおりだった

餌えさを蒔まいた只ただそれだけのことさ
チョロいもんだ

ほら掛かかった

踊おどれ掌てのひらで どうぞ召めし上あがれ
毒どくが回まわりはじめたなら
そろそろ気きがついたかな

滑稽こっけいだな

腹はら空すかせた狼おおかみが
粧めかし込こんでは手てを招まねく
ほらおいで ほらおいで
怖こわくないからこちらへどうぞ
息いきを殺ころして生唾なまつばを飲のむ
ここから先さきは御内密ごないみつに
ほらおいで ほらおいで
目覚めざめればこの手ての中なかさ

どれどれ?蓋ふたを開あけては掻かき回まわして
グラグラ煮にえた体からだはスープになって
どれどれ?食たべ頃ごろは今いま!意識いしきがあるうちに
テーブルに並ならべたなら言いい遺のこすことは?

それではイタダキマス

溺おぼれ沈しずみかけ 観念かんねんしやがれ
目めが回まわりはじめたなら
そろそろ気きがついたかな
踊おどれ掌てのひらで どうぞ召めしやがれ
毒どくが薄うすれはじめたなら
そろそろ気きがついたかな

腹はら空すかせた狼おおかみが
粧めかし込こんでは嘲笑あざわらう
ほらおいで ほらおいで
痛いたくないからこちらへどうぞ
もう待まてないよ 逸はやる気持きもちを抑おさえ
きれず口くちを開あけるの
ほらおいで ほらおいで
喉のどの奥おくもがく末すえは
飲のみ込こまれ 苛さいなまれ
もう其処そこは胃袋いぶくろの底そこ