よみ:てんまつき
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冴さえ冴ざえと闇やみの中なか 外そと待まち雨あめが嘘うそのよう
頼たよりない指切ゆびきりで また今宵こよいも君きみを待まつ
「会あえるなら会あいましょう」日ひが蕩とろけ落おちた後あとに
燻くゆらしては消きえていく その香かおりしか知しらない
この夜よるが終おわるまで側そばにいて
朝焼あさやけが見みえたなら もういらない
この身みに落おちた一粒ひとつぶでさえ 今いまは遠とおくて
朧おぼろに歪ゆがむ
縋すがり付つく手ては強つよく「夢ゆめが覚さめないように」と
長ながい睫毛まつげを伏ふせた 君きみは何なにも言いわない
この夜よるが終おわっても側そばにいて
なんて ここまできたら もう言いえない
この身みに落おちた一粒ひとつぶでさえ 煩わずらわしくて
澄すんだ水面みなもの空明くうめいを切きる
「あなたみたいね」君きみが笑わらった
「明日あしたの朝あさは一人ひとりなんだね」
この夜よるが終おわるまで側そばにいて
(また一筋ひとすじの恋こいが溢あふれる)
朝焼あさやけが見みえたなら もういらない
(一人ひとりで眠ねむる夜よるは もういらない)
この身みに落おちた一粒ひとつぶでさえ 今いまは遠とおくて
(二人ふたり重がさね合あわせてた温度おんどが 今いまは遠とおくて)
朧おぼろに歪ゆがむ (朧おぼろに歪ゆがむ)
君きみが見みる月つき
頼たよりない指切ゆびきりで また今宵こよいも君きみを待まつ
「会あえるなら会あいましょう」日ひが蕩とろけ落おちた後あとに
燻くゆらしては消きえていく その香かおりしか知しらない
この夜よるが終おわるまで側そばにいて
朝焼あさやけが見みえたなら もういらない
この身みに落おちた一粒ひとつぶでさえ 今いまは遠とおくて
朧おぼろに歪ゆがむ
縋すがり付つく手ては強つよく「夢ゆめが覚さめないように」と
長ながい睫毛まつげを伏ふせた 君きみは何なにも言いわない
この夜よるが終おわっても側そばにいて
なんて ここまできたら もう言いえない
この身みに落おちた一粒ひとつぶでさえ 煩わずらわしくて
澄すんだ水面みなもの空明くうめいを切きる
「あなたみたいね」君きみが笑わらった
「明日あしたの朝あさは一人ひとりなんだね」
この夜よるが終おわるまで側そばにいて
(また一筋ひとすじの恋こいが溢あふれる)
朝焼あさやけが見みえたなら もういらない
(一人ひとりで眠ねむる夜よるは もういらない)
この身みに落おちた一粒ひとつぶでさえ 今いまは遠とおくて
(二人ふたり重がさね合あわせてた温度おんどが 今いまは遠とおくて)
朧おぼろに歪ゆがむ (朧おぼろに歪ゆがむ)
君きみが見みる月つき