平成時代の妖怪事情 歌詞 606 feat. 初音ミク ふりがな付

風かぜに吹ふかれて何なん百びゃく年ねん
夢ゆめを見み続つづけ何なん千ぜん年ねん
澆季ぎょうき溷濁こんだくも乗のり越こえて
魂たましいも身みも涸かれはせぬ
面白おもしろいだけで年としを経へた
人間にんげん風情ふぜいにゃ分わかるまい
この身みが残のこっていれば良よし
明日あすのことは明日あしたやる

今いまを見下みおろせ 自若じじゃくと構かまえ
我われらは時代じだいと逆ぎゃくを往いく
雲くもを見下みおろせ 手てぶらで然しかと
我われらは終しゅう古この知己ちきを得えた

さぁさぁ もっと死しぬほど騒さわげ
亡者もうじゃも生者しょうじゃも無礼講ぶれいこう
感謝かんしゃなんてするもんか
覚醒めざめろ月影つきかげ清さやかなこの夜よるに

カラオケがほんと面白おもしろい
携帯けいたい電話でんわマジで欲ほしい
缶かんビール凄すげぇマジ凄すげぇ
いといみじきかな日本人にほんじん

過去かこを見下みおろせ 絡繰からくり仕掛しかけ
妖怪ようかいの矜持きょうじ今いまここで
神かみを見下みおろせ 天地神明てんちしんめい
百鬼夜行ひゃっきやこうも辞じさねえぜ

さぁさぁ もっと呑のめや唄うたえ
底抜そこぬけ騒さわぎが天てんを衝つく
後悔こうかいなんてするもんか
どうやら現代げんだい社会しゃかいも悪わるくない

哀かなしいとか悔くやしいとか人間臭ひとくさいのは
もうやめた
過去かこを忘わすれて生いきるなど我われらには茶飯事ちゃめしごとだろう

さぁさぁ もっと死しぬほど騒さわげ
亡者もうじゃも生者しょうじゃも無礼講ぶれいこう
生うまれ損ぞんにはしたくねえ
目めを覚さませ何度なんどでも目めを覚さませ!

さぁさぁ もっと呑のめや唄うたえ
底抜そこぬけ騒さわぎも花盛はなざかり
思おもい出でなんかじゃ酔よえねえや
まったく現代げんだい社会しゃかいも悪わるくない