アルルの花 歌詞 傘村トータ feat. 結月ゆかり,紲星あかり ふりがな付

灰はいが泳およぐから喉のどが熱あつくて
涙なみだを吸すうから光ひかりは漏もれない
嫌いやになるでしょう 鋭するどくて命いのちが
少すこしだけ愛あいしてあげましょう

慰なぐさめで海うみが消きえるのは
あなたが世界せかいを知しらないから

返かえす夜よるを退のけた あなたの睫毛まつげの先さきへ
はたと気きづく
あたし、あたし、手てを離はなしてしまったんだわ
ごめんなさい
爪つめを研といで待まつ不幸ふこうの元もとへ
あなたをひとりでやってしまったんだわ

水みずの影かげに絡からまった楽園らくえんの
明日あしたを踏ふみつぶして歩あるくの
怖こわくなるでしょう 微睡まどろんで忘わすれて
眠ねむらなくても夢ゆめの溶とける

眼めを通とおりすぎる花はなの群むれる
笑わらっていないで出でておいでよ

回まわらない青あおの向むこう 唇くちびるを閉とじて泣なこう
わからないの
あたし、あたし、あなたを愛あいしてよかった?
おこらないで
脆もろい声こえで嘆なげく午後ごごは
あなたに一粒ひとつぶの嘘うそも吐つかないと契ちぎるわ

掠かすれた歌うたを誰だれが生いかそう
おぼれた星ほしを羽包はぐくむ月夜つきよ
迎むかえに行いくのはあなただから
そっと消きえそうなあなただから

返かえす夜よるを退のけた あなたの睫毛まつげの先さきへ
はたと気きづく
あたし、あたし、手てを離はなしてしまったんだわ
ごめんなさい
爪つめを研といで待まつ不幸ふこうの元もとへ
あなたをひとりでやってしまったんだわ

歌うたうたいの筆跡ひっせき
全すべてを知しるあたしの
針はりのような感情かんじょうのささやかな営いとなみをあなたへ