猫と風船 歌詞 音羽-otoha- ふりがな付

寂さみしくて死しんでしまいそうな夜よるを引ひき摺ずって
触ふれ合あったって埋うまらぬ隙間すきまたち 隠かくして
言いえないな 痛いたいな 言葉ことばにできず笑わらっていた
空からっぽの鳴なき声ごえが今日きょうもまた 消きえてく

ズキズキ静しずかに傷きずを削けずって
隠かくし事ごとが上手うまくなって
だらだら針はりを過すごして
安定あんていを待まっている檻おりの中なか
「いついつまでも側そばにいてよ」って
とても言いえる訳わけない
飲のみ込こんで爪つめを仕舞しまった

パチンと割われてしまうような関係かんけいなら
この部屋へやにきっと君きみはいない
分わかったような口くち聞きいて 馬鹿馬鹿ばかばかしい
張はり裂さけそうな 胸むねを ふたり縫ぬい合あって
ココロここに在あらずになって今日きょうも


よるのなか 恋こいし
冷ひえたからだを震ふるっていた
転ころがったって掴つかめやしないと今いま 思断おもいたつ
ぼくだけが 故意こいに
飲のまれそうな闇やみを蹴破けやぶって
空からっぽの泣なき声ごえ光ひからせた 「みつけて」

時々ときどきドクドク流ながれ回まわった
臆おくと病びょうの血ちがずっと
今いまでもぼくを毒どくして
完璧かんぺきな愛あいさえ不味まずくなるよ
膨ふくれるほどの福ふくを手て招まねいて
怖こわくなっていたんだろう
「ねぇ、もっと触ふれてもいい?」


描えがき出だした病やまいだ 身勝手みがってな話はなしだ
叶かなえたい 願ねがえない ただの妄想もうそう
猫びょう速そくで変かわりゆく めまぐるしい心こころ


パチンと割われてしまうような関係かんけいなら
この部屋へやにきっと君きみはいない
分わかったような口くち聞きいて 馬鹿馬鹿ばかばかしい
張はり裂さけそうな 胸むねを ふたり縫ぬい合あって
ココロここに在あらずになって今日きょうも