泡影少女 歌詞 赤乃わい(ヨナカ) feat. 初音ミク ふりがな付

死しんでるような目めをした女おんなの子こ
窮屈きゅうくつな部屋へやの中なか 浮うかんでいる

心こころここに有あらずで聞きいている
ラジオから不意ふいに流ながれたノイズ

私わたしの手てを引ひっ張ぱって 此処ここじゃないどこかへ往いこう
重おもい扉とびらこじ開あけ 蝉時雨せみしぐれ
鳴なり止やまない 心象しんしょう風景ふうけい

迸ほとばしる青あお アスファルト 陽炎かげろうのアート
この世よはきっと 退屈たいくつ凌しのぎで出来できている

泡沫うたかた 花火はなび咲さくはいろは哉かな
私わたしの頬ほおを染そめた詩うた
夏なつはもうじき暮くれる その前まえに
あなたに 言葉ことばにしなくちゃ

生いきているという自覚じかくはないが
死しんでいないことだけは自明じめいだ

美うつくしいものには刺とげがあるの
傷きずを承知しょうちで触ふれれば 何なにか変かわる?

雪ゆきが降ふれば 忘わすれられるのかな
涙なみだ凍こおり 霧きりの花はな
思おもい出でだけが癒いやす 心こころなら
このまま白しろに染そまって

踵かかと鳴ならして 踵きびすを返かえして
伝つたえたいこと口くちに含ふくんで
私わたしの身体からだ 駆かけ巡めぐる音おとで
奥山おくやま 今日きょう越こえて

空そらの鏡かがみに映うつる 曇くもり顔がお
波打なみうつ 心こころの汀みぎわ
積つもりゆく 五線譜ごせんふの台詞せりふから
言葉ことばに 言葉ことばに…

泡沫うたかた 花火はなび咲さくはいろは哉かな
私わたしの頬ほおを染そめた詩うた
夏なつはもうじき暮くれる その前まえに
あなたに 言葉ことばにしなくちゃ

あなたに届とどいてほしいな