あの日の僕らは 歌詞 とるて feat. 重音テト ふりがな付

あの日ひの僕ぼくらは息いきも吐つかずに
笑わらい転ころげては心こころを寄よせた
なのにこの頃ごろじゃ目めも合あわせずに
互たがいを遠とおざけた

夕焼ゆうやけが照てらす帰かえり道みち
ただ、君きみの隣となりを歩あるいてさ
ああ、どうでもいいこと話はなしてる時ときが
僕ぼくは何なにより好すきだった

いつからか僕ぼくらの世界せかいは
それぞれの未来みらいを目指めざして離はなれ
進すすみ始はじめた

あの日ひの僕ぼくらは怒いかりに任まかせ
拳こぶしを上あげては傷きずつけ合あった
なのにこの頃ころじゃ笑顔えがおの裏うらで
言葉ことばを飲のみ込こんだ

夕闇ゆうやみに染そまる帰かえり道みち
ただ、ひとりで空そらを仰あおいでさ
ああ、どうでもいい愚痴ぐちこぼしてる時ときが
僕ぼくは何なにより寂さみしいんだ

いつからか僕ぼくらは
曖昧あいまいな言葉ことばや出来できない約束やくそくばかり
重かさね始はじめた

あの日ひの僕ぼくらは泣なき顔がおさえも
全部ぜんぶ晒さらしては慰なぐさめ合あった
なのにこの頃ごろじゃ涙なみだの跡あとも
見みえないふりをした

あの日ひの僕ぼくらは何なにも恐おそれず
声こえを枯からしては想おもいを告つげた
なのにこの頃ごろじゃすぐにお道化どけて
心こころをごまかした

それでも僕ぼくらはいつもどこかで
あの日ひの記憶きおくを探さがし続つづける
頼たよりない声こえで名前なまえを呼よんで
小ちいさく手てを振ふった

あの日ひの君きみがいた
……だったらいいのにな