どくが からだを むしばみまして
うやむやに つきしぐれに あたりました
はなを ひとつ ふみつぶした
むりやりに ねじきると にぎりしめた
よるの とばりの なか
ぬけだせる はずも なく
すれた てつくずと すいぎんは
いたずらに はしりました
いみも わからぬ まま
にげだせる はずも なく
きえた おもいでを したためて
ひたすらに なきました
くもは よぞらを むしばみまして
たちまちに つきしぐれは あめのなか
はなは とうに かれてました
ぐらぐらと おちたので なげすてました
こえも きこえぬ まま
ふみだせる はずも なく
みえた さみだれの あまつぶで
しらぬまに さびました
かおも はがれた まま
ふみだせる あしも なく
おれた みぎうでは あのころの
おもいでを なぞりました
ひびく のいずの なか
おもいでは きえていき
ひどく ざらつき みみざわりな
おんがくを かなでました
さびた からだの なか
おもいでを したためて
にどと とどかない あのころの
おもいでを なぞりました
おもいでを なぞりました
おもいでと なきました
どくがdokuga からだをkaradawo むしばみましてmushibamimashite
うやむやにuyamuyani つきしぐれにtsukishigureni あたりましたatarimashita
はなをhanawo ひとつhitotsu ふみつぶしたfumitsubushita
むりやりにmuriyarini ねじきるとnejikiruto にぎりしめたnigirishimeta
よるのyoruno とばりのtobarino なかnaka
ぬけだせるnukedaseru はずもhazumo なくnaku
すれたsureta てつくずとtetsukuzuto すいぎんはsuiginha
いたずらにitazurani はしりましたhashirimashita
いみもimimo わからぬwakaranu ままmama
にげだせるnigedaseru はずもhazumo なくnaku
きえたkieta おもいでをomoidewo したためてshitatamete
ひたすらにhitasurani なきましたnakimashita
くもはkumoha よぞらをyozorawo むしばみましてmushibamimashite
たちまちにtachimachini つきしぐれはtsukishigureha あめのなかamenonaka
はなはhanaha とうにtouni かれてましたkaretemashita
ぐらぐらとguragurato おちたのでochitanode なげすてましたnagesutemashita
こえもkoemo きこえぬkikoenu ままmama
ふみだせるfumidaseru はずもhazumo なくnaku
みえたmieta さみだれのsamidareno あまつぶでamatsubude
しらぬまにshiranumani さびましたsabimashita
かおもkaomo はがれたhagareta ままmama
ふみだせるfumidaseru あしもashimo なくnaku
おれたoreta みぎうではmigiudeha あのころのanokorono
おもいでをomoidewo なぞりましたnazorimashita
ひびくhibiku のいずのnoizuno なかnaka
おもいではomoideha きえていきkieteiki
ひどくhidoku ざらつきzaratsuki みみざわりなmimizawarina
おんがくをongakuwo かなでましたkanademashita
さびたsabita からだのkaradano なかnaka
おもいでをomoidewo したためてshitatamete
にどとnidoto とどかないtodokanai あのころのanokorono
おもいでをomoidewo なぞりましたnazorimashita
おもいでをomoidewo なぞりましたnazorimashita
おもいでとomoideto なきましたnakimashita