故郷よ… 歌詞 竹島宏 ふりがな付

スーツケースを転ころがしてあの日ひここから東京まちに出でた
駅えきのホームに降ふり立たてば風かぜの匂においが懐なつかしい

心こころどこかに忘わすれたような
そんな気きがして帰かえってきたよ

やっぱりいいな故郷ふるさとは
青あおい山並やまなみちぎれ雲くも
軒のきに揺ゆれてる風鈴ふうりんの
音おとも優やさしい故郷ふるさとよ…

どこで聞きいたか友達ともだちが酒さけを片手かたてに集あつまって
昔話むかしばなしに花はなが咲さき時ときを忘わすれて飲のみ明あかす

悪わるさばかりをしていたけれど
忘わすれられない青春せいしゅんだった

やっぱりいいな故郷ふるさとは
幼おさななじみの笑わらい声こえ
夜空見上よぞらみあげりゃ星ほしひとつ
今いまも見みてるよ俺おれたちを

やっぱりいいな故郷ふるさとは
遠とおく手てを振ふる友ともの顔かお
そうさまだまだ夢ゆめなかば
望のぞみ遥はるかな故郷ふるさとよ…