SENSE OF EMPTINESS 歌詞 lynch. ふりがな付

揺ゆれる蝋燭ろうそく 秒針びょうしんの音おと 窓まどをすべる雫しずく
慣なれた香かおりと やわらかな 優ゆうに満みちた記憶きおく

なにも要いらない なにもない 君きみがくれたものは
心こころ閉とざして 闇やみに眠ねむる 色いろを亡なくした明日あすへ

交かわした言葉ことばの数かずだけ 夢ゆめをみる
愛あいしたものがすべて 砕くだけ散ちっていくように
流ながした涙なみだの数かずだけ 時ときを泳およぐ
失なくしたものがすべて 心こころ掻かき乱みだすように

消きえる蝋燭ろうそく 無音むおんの音おと 窓まどの奥おく広ひろがるのは
夕景ゆうけいと呼よぶには 暗くらく 蒼あおい 闇やみに染そまる前まえの陰いん
鬱うつ彩いろどり

交かわした言葉ことばの数かずだけ 夢ゆめをみる
愛あいしたものがすべて 砕くだけ散ちっていくように
流ながした涙なみだの数かずだけ 時ときを泳およぐ
失なくしたものがすべて 心こころ掻かき乱みだすように

せめて 星ほしに願ねがった あなたが 笑わらえますように

きれいなものは どうして 脆もろく 弱よわい
分わかり合あえた時間じかんも 咲さいたばかりの花はなも
護まもろうとするなら するほど 壊こわしてしまう
掛かけ替がえのないもの ただ 愛あいしているのに

交かわした言葉ことばの数かずだけ 夢ゆめをみる
愛あいしたものがすべて 砕くだけ散ちっていくように
流ながした涙なみだの数かずだけ 時ときを泳およぐ
失なくしたものがすべて 心こころ掻かき乱みだすように

愛あいし愛あいされた日々ひびが 汚よごれてしまわぬように
せめて 星ほしに願ねがった あなたが 笑わらえますように

零こぼれてく 砂すなのように
溢あふれてく この想おもいが