娘に… 歌詞 吉幾三 ふりがな付

幸しあわせになるんだよ 二人ふたりしてきっと
涙なみだ拭ふき 笑わらい顔がお 絶たやさず いいな
母かあさんと話はなしたか 女おんなゆえ努つとめ
甘あまえたか ありがとう さようなら 言いったか
寒さむい北きたの はずれ町まち
体からだこわさず 達者たっしゃでな
みんな想おもい出で 持もって行いけ
写真しゃしん一枚いちまい あればいい

晩酌ばんしゃくに 注つがれたし 別わかれの杯さかずき
染しみてきた その酒さけに こぼれし想おもい
父親おやじとは情なさけなく 意地いじっ張ぱり者ものよ
おまえにも分わかるだろう 子こを持もち老おいたら
月つきの明あかりに 庭にわに出でて
二人ふたりの幸しあわせ 願ねがっておいたよ
みんな想おもい出で 持もって行いけ
写真しゃしん一枚いちまい あればいい

背中せなかより でかかった 赤あかいランドセル
雨あめの中なか 泣ないていた 学校がっこう帰がえりよ
夢ゆめだった二十にじゅう年ねん ありがとう我わが娘こ
長ながい旅たび疲つかれたら 時々ときどき帰かえれ
明日あすの朝あさまで 飲のんでるよ
別わかれの朝あさだ 起おこしてくれよ
みんな想おもい出で 持もって行いけ
写真しゃしん一枚いちまい あればいい
写真しゃしん一枚いちまい あればいい…