花嫁になる朝 歌詞 柏原芳恵 ふりがな付

(セリフ)「私わたし、大おおきくなったらお嫁よめさんになる!」

花嫁はなよめになる朝あさ 石楠花しゃくなげの花はなが
咲さいていた時ときは 幸しあわせを呼よぶと云いう
今いまでも幼おさない頃ころの想おもい出では
やさしく抱だかれたかあさんの
甘あまい香かおりが残のこります
色いろあせぬ押おし花ばなのように
アルバムにはさんで旅たびに出でるのです

花嫁はなよめになる朝あさ 浮雲うきぐもの果はてを
鳩はとが飛とびかえば幸しあわせがくるという
はじめて出会であった彼かれととうさんが
お酒さけを飲のんでた縁側えんがわに
祭まつり太鼓たいこが聞きこえるわ
ふるさとのあの町まち見みれば
幼おさない日ひうたった唄うたが流ながれます

(セリフ)「お父とうさん、私わたし今日きょうお嫁よめに行いきます。
だからお母かあさんにやさしくしてあげてね。」

花嫁はなよめになる朝あさ おもいでの手紙てがみ
折鶴おりづるにしたら 幸しあわせになると云いう
ときめくこころで愛あいをしたためた
私わたしのだいじな日記帳にっきちょう
門出かどで祈いのって抱だいたのよ
明日あすからは二人ふたりの世界せかい
バラ色いろに輝かがやく道みちがあるのです