lilac 歌詞 浦小雪 ふりがな付

いちばんに伝つたえるね もしわたしが死しんだら
枕元まくらもとで 耳元みみもとでね ずっと好すきだったって
2番ばん線せん降ふりた時とき こわばる頭あたまの中なか
舌足したたらずで 上手うまく言いえない 借かりてきたぬるい台詞せりふ

夜よるは目めが回まわるほど遠回とおまわりして いまだに借かりた本ほんを返かえせずにいる
素直すなおに体からだを風かぜに預あずけたなら 今夜こんや中じゅうに あなたの裾すそを掴つかむ

爽さわやかさなんかは ただのはりぼてだから
ふとしたとき 剥はがれ落おちる 中身なかみは汚きたないのに
生なまぬるい宵闇よいやみに うるさい頭あたまの中なか
あなたのこと分わからないの
分わからない方ほうがいいの?

夜よるは目めが回まわるほど遠回とおまわりして いまだに なにもかもわからずにいる
素直すなおに体からだを風かぜに預あずけたなら なんでも言いえちゃうかも
夜よるが花はなのにおいを運はこぶのに いまだに錆さびた空そらが邪魔じゃまをする
素直すなおにあなたの手てに触ふれたなら 今夜こんや中じゅうに何なにかが始はじまるのに