バースデイ 歌詞 レトロリロン ふりがな付

当あてもなくこなしてく日々ひびに
悩なやみなど憂うれう暇ひまも無なく
確たしかに感かんじてた焦あせりも
気きづけば当あたり前まえのものに

残のこされた時間じかんも分わからず
立たち止どまることも許ゆるされず
確たしかだと思おもってたことも
誰だれかの声こえで覆くつがえるし

ねぇ今いまでもなりたい自分じぶんを
イメージできずに嘆なげいている
だって幸しあわせになれない
生いきる意味いみすらまだ分わからない

いつまでも情なさけなさを
隠かくして育そだつこの卑いやしさも
捨すてることができやしないまま

まだ僕ぼくも知しらない僕ぼくが
誰だれも予想よそうできないことが
ありふれてるそのひとつでも
この手てに掴つかむことができるなら

押おし寄よせる後悔こうかいだとか
諦あきらめてきた未来みらいだけが
僕ぼくのことを抱だきしめてる
きっと意味いみがあるのだとそう言いい聞きかせている
満みたされないまま心こころだけが
過去かこに僕ぼくをまだ繋つなぎ止とめている

最低さいていな言葉ことばを並ならべながら
まだあいつよりマシだと
思おもっているのが笑わらえる

「何なにかが変かわる」
そんな予感よかんだけで見逃みのがす
今日きょうも自分じぶんを裏切うらぎり
そして振ふり回まわされるばかり

答こたえのないあの頃ころに戻もどれたなら
今いまも踏ふみ出だせやしないまま

まだ僕ぼくも愛あいせない僕ぼくが
誰だれにも見みせたくないことが
ありふれてるそのひとつでいい
素直すなおに見みせる事ことができるなら

それでも向むき合あえない夜よるが
何なにもうまくいかないことが
僕ぼくの今いまをたらしめてる
きっと意味いみは無ないのだとそう諦あきらめている

何度なんども泣ないてきた
それでも何なにも変かえられずにいた
「努力どりょくは裏切うらぎらない」
その言葉ことばに幾度いくども裏切うらぎられたね

消きえない傷きずも
くだらない痛いたみも
いまだ忘わすれられやしないまま

それでも僕ぼくが見みたいものが
まだ今いまも描えがきたい夢ゆめが
ありふれてるそのひとつでいい
あなたに届とどくことが叶かなうなら

誰だれかと同おなじでいようだとか
なんとなく合あわせようだとか
生いきる意味いみを妨さまたげてる
そんなものもいつか消きえると
言いい聞きかせていく
満みたされないけど心こころだけは
誰だれにも渡わたさないで抱だきしめてゆく

わがままでいい
そのままでいいんだ、僕ぼく達たちは

がむしゃらでいい
ばらばらでいいさ、今日きょうくらいは

脱ぬぎ捨すてていい
愛あいしてもいいよ、ねぇ今いまはさ

そのままでいい
ありふれていい