本能 歌詞 ココラシカ ふりがな付

俯うつむいてる背広せびろの
千鳥足ちどりあしに溺おぼれて
少すこしでも夢見ゆめみれば
すぐに踏ふみ潰つぶされた

靴くつ裏うらの血飛沫ちしぶきを
孤独こどくで噛かみ締しめれば
仕舞しまい込こんだ野望やぼうが
堪こたえきれず鳴なき出だす

ああ優すぐれた言葉ことばさえ
勝者しょうしゃの雄叫おたけびでしょう
あたしはあたしなの
ただ息いきをしているだけ
何なにを成なし得うるのでしょう
騙だまされないままで

鎖くさりに味あじを占しめた
狐きつねの宝探たからさがし
震ふるえた手てを包つつんで
勢いきおい良いく逃にげ出だすんだ

良いし悪あし などなし 貫つらぬけば憂うきなし

悩なやみ果はてた明日あしたも
答こたえは胸むねの中なかに
鼓動こどうから呼よび覚さませ
始はじまりの産声うぶごえを

ああ 無なくした言葉ことばさえ
見みぬふりしているだけ
どっかに潜ひそんでるの
ただ生いき延のびているだけ
何なにになりたいのでしょう
本能ほんのうに任まかせて