僕らについてすべて 歌詞 throwcurve ふりがな付

君きみが手てを離はなした理由りゆうを 僕ぼくは考かんがえている
回送かいそうの列車れっしゃはいま 答こたえも聞きかずにドアを閉しめる

できるだけ僕ぼくらにまつわることを ひとつのこらず
思おもい出だそうとがんばってるのさ
明あかるい話はなしも 哀かなしいのもぜんぶ この
レールの上うえを滑すべらせながら 今夜こんやは帰かえんなきゃ

ここで意識いしきが終おわって もう時間じかんも進すすまなくなって
夢ゆめに変かわってくれるように 何度なんども息いきをとめる とめる
だけどいつも目めは覚さめて なにもないつづきがはじまって
ひらくドアのすき間まから 冷つめたい夜よるが 僕ぼくに手てをのばす

君きみとつないだ手てから しわくちゃの温度おんどはまだ消きえずに
さっきより空あいた席せきへ 背中せなかをあずけ 途切とぎれとぎれ
僕ぼくはいまも呼吸こきゅうしている !

ここで意識いしきは終おわって もう時間じかんが進すすまなくなって
夢ゆめの中なかへ落おちるように そっとこの息いきをやめる やめる
だから僕ぼくを呼よばないで いつの間まにか忘わすれちゃったらいいよ
そうすれば思おもい出だせる 忘わすれたこと思おもい出だせる

繰くり返かえしては探さがして 取とり戻もどすたびに無なくして
僕ぼくら 見みおぼえのある 道みちにさえ迷まよって走はしる 走はしる
だからちょっとさよならです
立たち上あがって 急きゅうにふらついて
ひらくドアのすき間まから 知しらない夜よるへ 僕ぼくは歩あるきだす