ミーミルの花 歌詞 トーマ feat. 初音ミク ふりがな付

慟哭どうこくに垂たらされた 辺境へんきょうの歌声うたごえを海うみに
ささめく色いろ 尊名そんめいの崇拝対象すうはいたいしょう
枯かれ落おちた指先ゆびさきで掴つかむ
美徳びとくに酔よう

Harlot and domestic servant
They decay with howl of pain
Calm as, cut my throat

共鳴きょうめいの利害りがいを 盲目もうもくの失意しついへと
誘さそい 嘆なげき合あう程ほど
終息しゅうそくと冷気れいきでさえ 手てを合あわす

理性りせいの泉いずみに 錆さび付つく花はなが咲さく
ヤドリギの巡礼者じゅんれいしゃ
逆さからい 抗あらがい 祈いのり続つづけた
萎しおれた花弁はなびらは お前まえの背せに問とう

数かぞえ切きれない傷きずを縫ぬい合あわせる
常套句じょうとうくにその銃口じゅうこうを向むける
雪原せつげんで心臓しんぞうを止とめて
無呼吸むこきゅうに耳みみを傾かたむける
迫害はくがいは何処どこへと？

The alias and roar

穢けがれたその手てで 包つつみ込こむ世界せかいは
ただ曖昧あいまいな霧きりが立たち込こめる灯火ともしび
少すこしの憂鬱ゆううつを含ふくんだ花束はなたばは
今いま 生いかされる意味いみを
吸すい込こむ明日あしたの糧かてに

澱よどんだ泉いずみに 剥はがれた花はなが散ちる
ナキドリの選別せんべつと
償つぐない 贖あがない 繰くり返かえした
差さし出だした視界しかいは喉のどを伝つたわって

別わかれは消きえない 目蓋まぶたを閉とじれど
人ひとの行方ゆくえは 懐ふところの中なかへ