貴方様 歌詞 三重の人 feat. GUMI ふりがな付

六月ろくがつの霽月せいげつが 映うつしだす月暈つきがさに誘さそわれ
霖雨りんうのよう わたくしに 暗闇くらやみを差さし出だしたは 貴方様あなたさま
違たがい合あう さだめだと 本能ほんのうで知しりながら 二人ふたりは
お互たがいの その肌はだに 雨露あまつゆを落おとしたのは何故なぜですか？

もう抗あらがえないでしょう この歯車はぐるまは
運命うんめいも しきたりも 感情かんじょうも 神かみさえも
なにもかも連つれ去さって 廻めぐりゆく

壊こわして 叶かなわぬ夢ゆめなら
涙なみださえも知しらない 二人ふたりには見みせないで
呉藍くれないの刃やいばで傷きずつけあう
それも愛あいと呼よぶのなら･･･哀あい

涼暮すずくれの紫陽花あじさいの 零こぼれゆく毒水どくすいを呑のみ干ほし
呪文じゅもんのよう わたくしに 錠愛じょうあいを差さし出だしたは 貴方様あなたさま
惹ひかれ合あう さだめだと 本能ほんのうで知しりながら 二人ふたりは
お互たがいの その身体からだ 鮮血せんけつで染そめゆくのは 何故なぜですか？

もう止とめられないでしょう 丑満うしみつ刻どきに
この世よから選えらばれた ふたつだけ 息いきを消けし
漆黒しっこくの天空てんくうへ 散ちってゆく

決けっして 叶かなわぬ末路みちなら
微笑ほほえみさえ知しらない 二人ふたりには触ふれないで
七星しちせいの剣けんも 消けせはしない
それも愛あいと呼よぶのでしょう･･･曖あい

もう離はなれられないでしょう この魂たましいは
運命うんめいも しきたりも 感情かんじょうも 神かみさえも
なにもかも連つれ去さって 輪廻まわりゆく

信しんじて 未来みらいがなくても いつの世よでも
二人ふたりは繋つながっていられるでしょう
「もうなにも恐おそれない 貴方あなたがいる」
それを愛あいと知しるのです･･･愛あい