くつずれ 歌詞 松田亮治 ふりがな付

寒さむいねと君きみが小ちいさな手てを　僕ぼくのポケットに滑すべりこませ
凍こごえた指ゆびをそっと温あたためてる
強つよがりな君きみの横顔よこがおに　少すこしでも曇くもりがある時ときに
笑顔えがおで君きみの好すきな歌うた　唄うたえるかな

白しろい息いきは今いまひとつになって　夜空よぞらに溶とけていく

何なにも言いわないで　今いまこの瞬間しゅんかんが続つづくといいね
僕ぼくはただ　見みつめてる　願ねがってる
静しずかに積つもるよ　粉雪こなゆき

おろしたての黒くろいブーツのせいで　靴くつずれした右足休みぎあしやすめて
ゆっくりな君きみの歩幅ほはばに合あわせてる

急いそがないで二人ふたりのリズムで　このまま歩あるいてく

何なにも言いわないで　やがて僕ぼくらは分わかり合あうから
今いまはただ　抱だきしめて　暖あたためて
全すべてを包つつんでいるから

静しずかに積つもるよ　粉雪こなゆき