濃い藍、油性の恋 歌詞 熊田茜音 ふりがな付

頭あたまにこびりついた 油性ゆせいの恋こい
消きえない想おもいに 息いきが詰つまりそうになるよ
君きみが遠とおく遠とおく感かんじた
沈しずんでく太陽たいようのよう

痛いたみ 苦味にがみ 消きえていく期待きたい
ひとりよがり 泣なき 馬鹿ばかみたい

いつかは答こたえが出でるこの恋こい
ふたりが合あわない ただ、それだけ
痛いたみも涙なみだも 綺麗きれいに消けせるのならば
きっと楽らくになれるかな
まだ 繰くり返かえす 哀あわれみ色しょくの下した

心こころに刻きざみついた 油性ゆせいの恋こい
水性すいせいみたいに 滲にじんでいけばいいのに
塗ぬり重かさねた重おもい想おもい
濁にごってく 黒くろく暗くらく

重おもく 深ふかく 突つき刺さす 現実げんじつ
刻きざむ胸むねの奥おく 揺ゆれ動うごく

「言いわなければ...」とは言いわないけど
「戻もどりたい」願ねがう 自分じぶんがいる
痛いたみも涙なみだも まだ飲のみ込こみきれないまま
惑まどう 濃こい藍あいの中なかで

まだ まだ まだ まだ
苦くるしい 千切ちぎれそう
ただ ただ ただ ただ
好ずきになったこと 悔くやみたくない

頭あたまにこびりついた 油性ゆせいの恋こい
ぼやけた視界しかいに 白色しろいろ滲にじんだ

いつかは答こたえが出でるこの恋こい
ふたりが合あわない ただ、それだけ
でも「言いわなければ...」とは言いわないから
「好すき」だった答こたえに嘘うそはない
痛いたみも涙なみだも 未来みらいに繋つながるピースと
思おもえる日ひが来くるはずさ
また 歩あるき出だす 藍色あいいろの下した