ハニートラップ 歌詞 みきお。 ふりがな付

ある日ひ獰猛どうもうな一角獣いっかくじゅうが
不意ふいを突つかれて どなたかに刺さされました
まるで見事みごとなそのツノも折おられて
全すべてを奪うばわれてしまいました

暴あばれてしまいましょ
なりふり構かまわずにね
行いくとこまで行いくだけなの
時ときには傷きずつき傷きずつけ合あったりもして
それでも人ひとは忘わすれてしまうの

甘あまい罠わなに乗のっかって
迷まよいの森もりにいる
何なにもかもを失うしなって
ひたすらに彷徨さまよう
あぁもうわかんないや どうせ
また奪うばいに来くるでしょう
やいのやいのってお祭まつり騒さわごうや

仮面かめんを被こうむったヒトの群むれに
捕つかまって囲かこまれてしまいました
手足てあしは縛しばられ吊つるされ
「正ただしさ」という檻おりに身みを潜ひそめました

辺あたりは賑にぎやかな明あかりを灯ともしながら
影かげを濃こくしていくのです
鮮あざやかに見みえるモノでも醜みにくさを秘ひめ
いつの世代せだいも隠かくれてしまうの

きっと僕ぼくら失うしなって
気付きづくのを繰くり返かえす
あと何回なんかい失うしなって
過あやまちを振ふり返かえる?
あぁ もう分わかんないやどうせ
また明日あしたは来くるでしょう?
やいのやいのってお祭まつり騒さわごうや

泣ないてたって 笑わらって
手てを繋つなぐ 信しんじている

嵐あらしの日ひもこうやって
あなたと過すごしていく

当あたり前まえをどうやって
僕ぼくらは尊とうとぶ?
あぁもう分わかりそうなんだ
あと少すこし待まってよ
やいのやいのってお祭まつり騒さわごうや