鮮やかなグレー 歌詞 音羽-otoha- ふりがな付

やけに青あおくて苛いらついた 僕ぼくを見下みおろす朝あさ
変かわらない心こころ模様もよう 痛いたいほど眩まぶしくってさ

何なにをしようが五月蝿うるさくて
爆音ばくおん 塞ふさぐ ヘッドフォン
色いろのない音おとばかりが すっと胸むねに落おちてく

灰色はいいろの景色けしきが心地ここちいいのに
この宇宙うちゅうのどこにもない 気きがした

あー、僕ぼくの前まえ髪がみが長ながくて良よかった
鮮あざやかすぎる空そらを見みなくて済すむから
ちょうど良よかったなぁ
あー、僕ぼくの猫背ねこぜが酷ひどくて良よかった
これ以上いじょう 下したを向むかなくたって済すむから
ちょうど良よかったなぁ
ちょうど良よかったなぁ

どこかがきっとおかしくて 修理しゅうりしなきゃいけない
気きづけば置おいてけぼり 制服せいふくの裾すそを握にぎった

クレヨンのグレーだけは減へらないのに
いびつな心こころばかりが すり減へる

あー、僕ぼくの前まえ髪がみが長ながくて良よかった
瞳ひとみの奥おくまで笑わらえなくたって済すむから

ちょうど良よかったなぁ
あー、僕ぼくの猫背ねこぜが酷ひどくて良よかった
傷いたんだ胸むねが目立めだたなくて済すむから
ちょうど良よかったなぁ
ちょうど良よかったなぁ

あー、僕ぼくの前まえ髪がみが長ながくて良よかった
腫はれた瞼まぶたに気きづかれなくて済すむから
ちょうど良よかったなぁ
あー、僕ぼくの猫背ねこぜが酷ひどくて良よかった
しゃがみ込こんだ君きみを見みつけ出だせるから
ちょうど良よかったなぁ
ちょうど良よかったなぁ

空そらに浮うかんだ衛星えいせいが 静しずかに照てらす夜よる
変かわれないならばせめて 鮮あざやかなグレーでいよう