呪界 歌詞 初音ミク ふりがな付

世界せかいを包つつむ紅あかい空そら
やがて静寂せいじゃく
流ながれる紅あかい血ちの大蛇だいじゃ
散乱さんらんする骨ほねの欠片かけら

降ふり注そそぐ生血いきちの雨あめ
肉にくと屍しかばね
悲鳴ひめいばかりがこだまして
地獄絵じごくえは現実げんじつになる

永遠えいえんに続つづくはずの幸福こうふくに
突然打とつぜんうたれた終止符しゅうしふから
始はじまった終おわらない悪夢あくむが
じわじわと蝕むしばんで壊こわれる
この体からだこの心全こころすべてが
呪のろわれて狂くるい始はじめて
悲鳴ひめいを上あげた

もう届とどかない思おもい 離はなれていく幸しあわせ
二度にどと戻もどらない日々ひび 日ひの光ひかりも射ささない
あの思おもい出での場所ばしょも 炎ほのおに焼やかれて消きえ
残のこされているものは 永遠えいえんの絶望ぜつぼう

支配しはいする王おうの下もとに
私達弄わたしたちもてあそばれる
王おうのためだけの糧かてになり
また誰だれかが畜殺ちくころされる

今日きょうもまた誰だれかが連つれて行いかれ
王おうの空腹くうふくを満みたすためだけに
鋼鉄こうてつが肉質にくしつを切きり裂さき
断末魔だんまつまの悲鳴ひめいが轟とどろき
鮮血せんけつの飛沫しぶきが飛とび散ちって
次つぎは誰だれが犠牲ぎせいになるのか
この絶望ぜつぼう

愛あいに飢うえて苦くるしみ それを満みたすためには
自分じぶんの心こころという 肉にくを食たべるしかない
何なにも与あたえられずに 生いきる意味いみも忘わすれて
失うしなわれた本当ほんとうの 笑顔えがおも戻もどらない

(逃にげたい でも逃にげられない)

希望きぼうという出口でぐちの 扉とびらが開ひらかれると
まやかしに踊おどらされ 自みずから閉とざしてしまう
再ふたたび扉とびらが開ひらく日ひが 遠とおく離はなれてしまった
繰くり返かえされる絶望ぜつぼうに いつか喰くい殺ころされる

光射ひかりさす日ひに飢うえて 目めからも光ひかりが消きえ
朽くち果はてていくだけで 希望きぼうはもう見みえない
答こたえは何処どこにあるの? それは自分じぶんの中なかに
ただ走はしり続つづけてる 光ひかりが射さすまで