この彗星の煌めきを 歌詞 横山大観(前野智昭) ゲーム「明治東亰恋伽～ハヰカラデヱト～」 キャラクターソング ふりがな付

どうか消きえないで　彗星すいせい
拙つたない絵えが微笑ほほえむまで

眩まぶしすぎて　見みえないものばかり
精一杯せいいっぱいの　願ねがいの絵具えのぐを重かさねてた

淡あわい水みずの　手触てざわりで繋つなげた
生々流転せいせいるてん　世界せかいのすべてを感かんじたくて

無意味むいみに並ならべた　衝動しょうどうを 今いま
その飾紐リボンで　結むすんでみてくれないか

ああ
まるで天女てんにょのように　こころに溶とけ込こんで
おれを照てらした微笑ほほえみ　離はなしたくない
瞳ひとみに焼やき付つけてた　一瞬いっしゅんが煌きらめく
あのときあんたがくれた　くちづけで

どうか消きえないで　彗星すいせい
拙つたない絵えが色いろづくまで

あいつはきっと　見みえるのかもしれない
疑心暗鬼ぎしんあんきは　ときに魂たましいをすり減へらす

見上みあげた夜よる　七色なないろの憂鬱ゆううつ
半分埋はんぶんうめた　雲くもの切きれ間あいだから差さし込こんでた

抑おさえられないよ　 衝動しょうどうが また
語かたりかける　出逢であえた日ひのときめきを

そう
混まざり合あう恋こいならば　こころが示しめす方ほうへ
それがどんな未来みらいでも　譲ゆずりたくない
指ゆびが触ふれ合あうほどに　傍そばにいられるように
儚はかない光ひかりに誓ちかうよ　この想おもい

どうか消きえないで　彗星すいせい
おぼろな絵えを　息いきづかせて

花はな　鳥とり　風かぜ　零こぼれ落おちたため息いき
移うつろう情景じょうけいを眺ながめ
とこしえの月つき　夢ゆめの輪郭りんかく
変かわらないもの　抱だきしめた

描えがき上あげるさ
まるで天女てんにょのように　こころに溶とけ込こんで
おれを照てらした微笑ほほえみ　離はなしたくない
瞳ひとみに焼やき付つけてた　一瞬いっしゅんが煌きらめく
あのときあんたがくれた　くちづけで

どうか消きえないで　彗星すいせい
その軌道きどうに
そっと紅べにを注さしてみた
筆ふでの先さき
見みつめ続つづけてもいいだろう
拙つたない絵えが微笑ほほえんだよ