よみ:はるのまいこ
「春の舞妓」の歌詞
- 菊池章子
- 2008.4.2 リリース
- 作詞
- 萩原四朗
- 作曲
- 大久保徳二郎
友情
感動
恋愛
元気
結果
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- ふりがな
十六じゅうろくの
胸むねの痛いたみは 加茂川かもがわの
蓬よもぎの香こうより 来くるという
人ひとの話はなしに つまされました
春はるは羞はじかし 京きょう舞妓まいこ
「丘おかの上うえの校舎こうしゃよ、左様さようなら。
なつかしい制服せいふくを脱ぬぎ、クラスメートに
別わかれて、あたしはとうとう舞妓まいこになった。
あけて十六じゅうろく。ああ、あたしの胸むねにも、
そして加茂かもの河原かわらにも……人ひとの世よの春はるは、
訪おとずれて来きたんだわ。」
顔見世かおみせの
のぼりはためく 雪ゆきの朝あさ
訣さとしれの小指こゆび ちぎりしを
思おもい出だしては 泣なきぬれました
遠とおい儚はかなない 人ひとの影かげ
「あの方かたの事ことは、もう忘わすれましょう。
考かんがえていると、堪たまらなくなって来くる
どうせあたしは、人ひとのおもちゃの京人形きょうにんぎょう。
恋こいなど出来できる身分みぶんじゃないわ……」
十六じゅうろくの
春はるが来くるのに 匂におうのに
八坂やさかの鳩はとと たわむれて
夢ゆめはかいなく 棄すてさりました
朱あかいおこぼの 京人形きょうにんぎょう
胸むねの痛いたみは 加茂川かもがわの
蓬よもぎの香こうより 来くるという
人ひとの話はなしに つまされました
春はるは羞はじかし 京きょう舞妓まいこ
「丘おかの上うえの校舎こうしゃよ、左様さようなら。
なつかしい制服せいふくを脱ぬぎ、クラスメートに
別わかれて、あたしはとうとう舞妓まいこになった。
あけて十六じゅうろく。ああ、あたしの胸むねにも、
そして加茂かもの河原かわらにも……人ひとの世よの春はるは、
訪おとずれて来きたんだわ。」
顔見世かおみせの
のぼりはためく 雪ゆきの朝あさ
訣さとしれの小指こゆび ちぎりしを
思おもい出だしては 泣なきぬれました
遠とおい儚はかなない 人ひとの影かげ
「あの方かたの事ことは、もう忘わすれましょう。
考かんがえていると、堪たまらなくなって来くる
どうせあたしは、人ひとのおもちゃの京人形きょうにんぎょう。
恋こいなど出来できる身分みぶんじゃないわ……」
十六じゅうろくの
春はるが来くるのに 匂におうのに
八坂やさかの鳩はとと たわむれて
夢ゆめはかいなく 棄すてさりました
朱あかいおこぼの 京人形きょうにんぎょう