ハナノタネ～愛の物語 歌詞 池田聡 ふりがな付

何気なにげない日々ひびに生いきている 二人ふたりでした
木洩こもれ日びのような笑顔えがおの キミを愛あいしてました

そして今いまは 独ひとり残のこされて 考かんがえてる
キミは僕ぼくと 出会であって 生いきて 幸しあわせだったのかと

目めを閉とじた 並木道なみきみちに 花はなびらの雨あめが降ふる
風かぜの中なか キミの言葉ことばは 音おとにならない

冬ふゆの日ひを じっと耐たえて ハナノタネは春はるを迎むかえた
小ちいさな日溜ひだまりには 寄より添そうように 咲さく花はなが 微かすかに揺ゆれていた

キミがいない日々ひびを送おくりながら思おもうことは
生いきてゆく道標みちしるべを失うしなったということ

そんな後うしろ向むきな僕ぼくを キミは叱しかるだろう
その仕草しぐさを思おもい浮うかべて 何故なぜか嬉うれしかった

もう二度にどと戻もどらない 時ときの流ながれの中なかで
明日あしたからも 生いきていこうと 決きめた春はるの日ひ

立たちどまり 見上みあげた空そら 蒼あおの中なかに はぐれた雲くもが
歩あるきだす僕ぼくの後あとを 見送みおくるように 見守みまもるように 静しずかに消きえていった

悲かなしみには 誰だれも 強つよくなんてなれないけど
僕ぼくは キミに 誇ほこれるように また前まえを向むこう

冬ふゆの日ひを じっと耐たえて ハナノタネは春はるを迎むかえた
小ちいさな日溜ひだまりには 寄より添そうように 咲さく花はなが 微かすかに揺ゆれていた

もう一度いちど 見上みあげた空そら 蒼あおの中なかに キミの笑顔えがおが
歩あるきだす僕ぼくの後あとを 見送みおくるように 見守みまもるように 静しずかに消きえていった

静しずかに消きえていった