君が見えなくなった日 歌詞 宇都宮隆 ふりがな付

枯かれたけやきの枝えだに 囲かこまれてる
競技場きょうぎじょうの屋根やね
西にしにまっすぐ 伸のびるタイヤの跡あと
雨上あめあがりの街まち

二人ふたりの距離きょりは ただ同おなじなのに
君きみが見みえなくなった 突然とつぜんに

遠とおい眼差まなざしで 僕ぼくらの世界せかいを
君きみは飛とび越こえてゆく

沈黙ちんもくが今いま 言葉ことばに満みたされる
二人ふたり黙だまるほど
群むらがる鳩はとが いっせいに飛とび立たつ
灰色はいいろの空そらに

微笑ほほえみの奥おく ただ貫つらぬいてる
君きみの夢ゆめには もう届とどかない

風かぜが叫さけんでも 雲くもが途切とぎれても
心こころ 崩くずされてゆく

優やさしいだけの 人ひとだったならば
君きみに魅ひかれていたはずもない

遠とおい眼差まなざしで 僕ぼくらの世界せかいを
君きみは飛とび越こえてゆく

風かぜが叫さけんでも 雲くもが途切とぎれても
心こころ 崩くずされてゆくだけ