いまは錆さび付つく 隼はやぶさの
操縦席そうじゅうせきに手向たむけしは
真白まっしろきバラ 大輪たいりんの
手折たおられたとて瑞々みずみずしく
白雲はくうんくぐって
散ちりし人ひとの 命いのちのよう
幾千万いくせんまんの苦くるしみ哀かなしみを葬ほうむり
その礎いしずえに成なり立たつ 平和へいわという塔とう
のぼり続つづけるのならば忘わすれることなかれ
この国くにを護まもる英霊えいれい
祈いのりの中なかで
いつも見みつめていると
故郷ふるさとに宛あて書かく遺書いしょに
滲にじむ文字もじの 父母ちちはは上うえ
老おいし彼かれらもとうに亡なく
空そらの彼方かなたで 共ともにあらん
過すぎゆく時代じだいの先さきに
生うまれ変かわれるなら
いつか記憶きおくは薄うすれて
それは遠とおい世界せかいの戦いくさの話はなしのように
語かたられるのだろう
でも我々われわれはひとつの大おおきな魂たましいが
流ながした血ちを授さずけられて
新あたらしい生せい
明日あしたへ繋つなぎつづける
今年ことしもまた静しずかなる 夏なつの日ひが訪おとずれ
気高けだかさと儚はかなさ併あわせ持もつ 花はなが咲さき
強つよさと誇ほこりを乗のせてはばたく 禽とりが征いく
この国くによ美うつくしくあれ
正義せいぎに生いきる
人ひとの姿すがたのままに
いまはimaha錆saびbi付tsuくku 隼hayabusaのno
操縦席soujuusekiにni手向tamuけしはkeshiha
真白masshiroきkiバラbara 大輪tairinのno
手折taoられたとてraretatote瑞々mizumizuしくshiku
白雲hakuunくぐってkugutte
散chiりしrishi人hitoのno 命inochiのようnoyou
幾千万ikusenmanのno苦kuruしみshimi哀kanaしみをshimiwo葬houmuりri
そのsono礎ishizueにni成naりri立taつtsu 平和heiwaというtoiu塔tou
のぼりnobori続tsuduけるのならばkerunonaraba忘wasuれることなかれrerukotonakare
このkono国kuniをwo護mamoるru英霊eirei
祈inoりのrino中nakaでde
いつもitsumo見miつめているとtsumeteiruto
故郷furusatoにni宛aてte書kaくku遺書isyoにni
滲nijiむmu文字mojiのno 父母chichihaha上ue
老oいしishi彼kareらもとうにramotouni亡naくku
空soraのno彼方kanataでde 共tomoにあらんniaran
過suぎゆくgiyuku時代jidaiのno先sakiにni
生uまれmare変kaわれるならwarerunara
いつかitsuka記憶kiokuはha薄usuれてrete
それはsoreha遠tooいi世界sekaiのno戦ikusaのno話hanashiのようにnoyouni
語kataられるのだろうrarerunodarou
でもdemo我々warewareはひとつのhahitotsuno大ooきなkina魂tamashiiがga
流nagaしたshita血chiをwo授sazuけられてkerarete
新ataraしいshii生sei
明日ashitaへhe繋tsunaぎつづけるgitsudukeru
今年kotoshiもまたmomata静shizuかなるkanaru 夏natsuのno日hiがga訪otozuれre
気高kedakaさとsato儚hakanaさsa併awaせse持moつtsu 花hanaがga咲saきki
強tsuyoさとsato誇hokoりをriwo乗noせてはばたくsetehabataku 禽toriがga征iくku
このkono国kuniよyo美utsukuしくあれshikuare
正義seigiにni生iきるkiru
人hitoのno姿sugataのままにnomamani