よみ:ばらしょうかん
薔薇娼館 歌詞
-
ALI PROJECT
- 2013.9.11 リリース
- 作詞
- 宝野アリカ
- 作曲
- 片倉三起也
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
濃紅こいくれないへと沈しずむ夕ゆうべに
土つちに撓たわまぬまま
少すこしずつ朽くちるのは
また一片ひとひらの花弁かべん
また一輪いちりんの薔薇ばら
蒼あおざめ浮うき立たつ
かつての純白じゅんぱく
まだ薫かおりは仄ほのかに
まだ記憶きおくを留とどめて
すべて甘あまやかに
忘わすれよと告つげるように
いま私わたしは妬ねたましい
花はなの季ときが
硝子がらすを伝つたわる水滴すいてき眺ながめ
凍こごえることのない
肌はだを抱だく爪つめは棘とげ
指先ゆびさきを触ふれもせず
囁ささやきも交かわさずに
遠離とおざかる影かげを
目めを閉とじ追おっても
瞳ひとみから植うえられて
胸むねの奥おくで何度なんども
開ひらこうと藻も掻がく
一塊ひとかたまりの赤あかい芽めを
恋こいと呼よんで
慈いつくしめばいいのですか
また一片ひとひらの花弁かべん
まだ一輪いちりんの薔薇ばら
外そとは騒さわぐ風かぜ
通とおり過すぎる修羅しゅら
なお薫かおりは立たち篭こめ
もうひとつあとひとつ
この身みの代かわりに
散ちり果はててゆくがいい
溜息ためいきも零こぼさずに
叫さけび声ごえも上あげずに
ただひとりの名なを
塗ぬり込こめ差さす紅べに
ここは蔦つたの蔓延はびこる
熱ねつの籠こもる温室おんしつ
咲さきも枯かれもせぬ
わが薔薇ばらだけの為ための
誰だれかの手てで織おり込こまれた
造花ぞうかのような
土つちに撓たわまぬまま
少すこしずつ朽くちるのは
また一片ひとひらの花弁かべん
また一輪いちりんの薔薇ばら
蒼あおざめ浮うき立たつ
かつての純白じゅんぱく
まだ薫かおりは仄ほのかに
まだ記憶きおくを留とどめて
すべて甘あまやかに
忘わすれよと告つげるように
いま私わたしは妬ねたましい
花はなの季ときが
硝子がらすを伝つたわる水滴すいてき眺ながめ
凍こごえることのない
肌はだを抱だく爪つめは棘とげ
指先ゆびさきを触ふれもせず
囁ささやきも交かわさずに
遠離とおざかる影かげを
目めを閉とじ追おっても
瞳ひとみから植うえられて
胸むねの奥おくで何度なんども
開ひらこうと藻も掻がく
一塊ひとかたまりの赤あかい芽めを
恋こいと呼よんで
慈いつくしめばいいのですか
また一片ひとひらの花弁かべん
まだ一輪いちりんの薔薇ばら
外そとは騒さわぐ風かぜ
通とおり過すぎる修羅しゅら
なお薫かおりは立たち篭こめ
もうひとつあとひとつ
この身みの代かわりに
散ちり果はててゆくがいい
溜息ためいきも零こぼさずに
叫さけび声ごえも上あげずに
ただひとりの名なを
塗ぬり込こめ差さす紅べに
ここは蔦つたの蔓延はびこる
熱ねつの籠こもる温室おんしつ
咲さきも枯かれもせぬ
わが薔薇ばらだけの為ための
誰だれかの手てで織おり込こまれた
造花ぞうかのような