よみ:わすれもの
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思おもい出だすのは 夏なつが終おわるころ
君きみがいた街まち 君きみといた時間じかん
ねえ 六時ろくじのサイレンが遮さえぎったあの日ひ
何なにを言いいかけたの
笑わらってほしくて僕ぼくは
別わかれの朝あささえ 「またね」なんて濁にごして
一人ひとりの帰かえり道みちで 「好すきだよ」
遅おそすぎたなって 陽射ひざしの中なかで泣ないてた
あれから月日つきひが過すぎて 遠とおい遠とおいこの街まちで
大人おとなになって たくさん色褪いろあせて
奇跡きせきがもし本当ほんとうにあるなら
多分たぶんそれは今いま 君きみとすれ違ちがった夏なつの日ひ
風かぜがなびかせた 君きみの姿すがたは
記憶きおくよりもずっと大人おとなびていて
それでも変かわらなく優やさしい瞳ひとみが
僕ぼくをちゃんと見みつけてくれた
何故なぜだろう 分わかっていたんだ
あの日ひの続つづきは もう叶かなわないこと
僕等ぼくらの遠とおい遠どおい日ひの わすれもの
君きみに一ひとつだけ 言いいそびれた事こと あるんだ
ずっとずっと好すきでした なんて
遅おそすぎた言葉ことばは もういいんだ
「君きみの幸しあわせを願ねがってる 出逢であえてよかったよ」
六時ろくじのサイレンを強つよくかきわけて
奇跡きせきがもし本当ほんとうにあるなら
多分たぶんそれは今いま 僕ぼくが初はじめて見みる
君きみの涙なみだだ
君きみがいた街まち 君きみといた時間じかん
ねえ 六時ろくじのサイレンが遮さえぎったあの日ひ
何なにを言いいかけたの
笑わらってほしくて僕ぼくは
別わかれの朝あささえ 「またね」なんて濁にごして
一人ひとりの帰かえり道みちで 「好すきだよ」
遅おそすぎたなって 陽射ひざしの中なかで泣ないてた
あれから月日つきひが過すぎて 遠とおい遠とおいこの街まちで
大人おとなになって たくさん色褪いろあせて
奇跡きせきがもし本当ほんとうにあるなら
多分たぶんそれは今いま 君きみとすれ違ちがった夏なつの日ひ
風かぜがなびかせた 君きみの姿すがたは
記憶きおくよりもずっと大人おとなびていて
それでも変かわらなく優やさしい瞳ひとみが
僕ぼくをちゃんと見みつけてくれた
何故なぜだろう 分わかっていたんだ
あの日ひの続つづきは もう叶かなわないこと
僕等ぼくらの遠とおい遠どおい日ひの わすれもの
君きみに一ひとつだけ 言いいそびれた事こと あるんだ
ずっとずっと好すきでした なんて
遅おそすぎた言葉ことばは もういいんだ
「君きみの幸しあわせを願ねがってる 出逢であえてよかったよ」
六時ろくじのサイレンを強つよくかきわけて
奇跡きせきがもし本当ほんとうにあるなら
多分たぶんそれは今いま 僕ぼくが初はじめて見みる
君きみの涙なみだだ