からくり眠り談 歌詞 のみこ 刀語 ED ふりがな付

語かたらないで
語かたれない姿すがた
玉手箱たまてばこに詰つめたら眠ねむれますか?

動うごき出だす 削けずられるままの身体からだ
香木こうぼくの息吹いぶきそそぐ
思おもい出だせ 形かたちは人ひとを無むにして
やすらぎに代かえるの

ああ からくりの糸いとは 透明とうめいだから嫌きらい
引ひき千切ちぎるひとりで飛とべる

踊おどらないの
踊おどれない姿すがた
或ある昔むかしを絵えにしたお伽噺とぎばなし
語かたらないで
語かたれない姿すがた
玉手箱たまてばこに詰つめたら眠ねむらせてね

向むかい合あう 隠かくされた謎なぞを前まえに
手てが止とまる汗あせが薫かおる
分わかり合あい 束つかの間ま浮うかぶ安堵あんどは
幻まぼろしと消きえるよ

ああ からくりは多分たぶん 望のぞみを込こめた迷まよい
二度にどとない舞台ぶたいにあがる ハレとケを数かぞえ

今いまじゃないの
今いまが終おわる迄まで
未まだ瞳ひとみに命いのちのこよみ謡うたう
忘わすれないで
忘わすれられないで
祭まつり太鼓たいこが響ひびく空そらはいずこ

数かぞえて
ひぃ、ふぅ、みぃ…夜明よあけ
はぜた栗くりの音おとが近ちかい
聞きこえたよね 白しろく煙けむれば
目覚めざめかける無むの契ちぎり

踊おどらないの
踊おどれない姿すがた
或ある昔むかしを絵えにしたお伽噺とぎばなし
語かたらないで
語かたれない姿すがた
玉手箱たまてばこに詰つめたら眠ねむらせて
今いまじゃないの
今いまが終おわる迄まで
未まだ瞳ひとみに命いのちのこよみ謡うたう
忘わすれないで
忘わすれられないで
祭まつり太鼓たいこが響ひびく空そらはいずこ