さびた鍵 歌詞 平浩二 ふりがな付

捨すてたはずだわ あの部屋へやの鍵かぎ
古ふるいコートから ころげ落おちたの
彼かれはその頃ころ 歌うたを書かいてた
貧まずしかったけど 愛あいがあったわ
ある日ひ機会チャンスが来きて 有頂天うちょうてんだった
歌うたは飛とぶ様ように売うれたけれど 彼かれの心こころは
変かわり果はてたわ はでな世界せかいで

捨すてたはずだわ 過去かこと一緒いっしょに
赤あかくさびた鍵かぎ 辛つらい思おもい出で
彼かれは私わたしの 事ことを忘わすれて
若わかい歌うたい手てと 恋こいに落おちたわ
ある日ひ電話でんわが来きて あの人ひとは言いった
昨日きのう送おくったよ 君きみに借かりたものを お金かねで
くやし涙なみだも こぼれなかった

あの日ひから半年はんとし 人ひとの気きも知しらず
今日きょうもあの人ひとの書かいた歌うたが 町まちに流ながれる
君きみの他ほかには 愛あいせないよと