顔かおを上あげて見渡みわたせば
季節きせつが変かわる匂においがした
金色きんいろの塵ちりが頬ほおをかすめる
思おもい出だすのはなに
まんまるい目めをした
跳はねる影かげひとつ
ふきのとう芽めが出でたのを見みつけて
声こえを上あげた
あれからいくつの夢ゆめをなくした
ここは安全あんぜんだよ
帰かえっておいで
ひとはもう変かわれないというなら
ぼくはまだここにいるよ
春はるがきて 花はなが降ふれば みるまに
季節きせつの子供こどもは溢あふれだした
冬ふゆを経へた木々きぎが空そらへ突つき刺ささっている
街中まちじゅう歩あるきまわれば誰だれかひとりにでもあえるかな
もう悲鳴ひめいのような
遠とおくの大おおきな機械きかいの音おとは聴きこえない
オレンジとレモンとリンゴの木き
風かぜが吹ふいてベルが鳴なる
足あしを一斉いっせいに踏ふみ鳴ならす
お祭まつりの日ひ
ひとはもう変かわれないというなら
ぼくはまだここにいるよ
春はるがきて 花はなが降ふれば みるまに
季節きせつの子供こどもが溢あふれだして
きみを笑わらう
顔kaoをwo上aげてgete見渡miwataせばseba
季節kisetsuがga変kaわるwaru匂nioいがしたigashita
金色kiniroのno塵chiriがga頬hooをかすめるwokasumeru
思omoいi出daすのはなにsunohanani
まんまるいmanmarui目meをしたwoshita
跳haねるneru影kageひとつhitotsu
ふきのとうfukinotou芽meがga出deたのをtanowo見miつけてtsukete
声koeをwo上aげたgeta
あれからいくつのarekaraikutsuno夢yumeをなくしたwonakushita
ここはkokoha安全anzenだよdayo
帰kaeっておいでtteoide
ひとはもうhitohamou変kaわれないというならwarenaitoiunara
ぼくはまだここにいるよbokuhamadakokoniiruyo
春haruがきてgakite 花hanaがga降fuればreba みるまにmirumani
季節kisetsuのno子供kodomoはha溢afuれだしたredashita
冬fuyuをwo経heたta木々kigiがga空soraへhe突tsuきki刺saさっているsatteiru
街中machijuu歩aruきまわればkimawareba誰dareかひとりにでもあえるかなkahitorinidemoaerukana
もうmou悲鳴himeiのようなnoyouna
遠tooくのkuno大ooきなkina機械kikaiのno音otoはha聴kiこえないkoenai
オレンジorenjiとtoレモンremonとtoリンゴringoのno木ki
風kazeがga吹fuいてiteベルberuがga鳴naるru
足ashiをwo一斉isseiにni踏fuみmi鳴naらすrasu
おo祭matsuりのrino日hi
ひとはもうhitohamou変kaわれないというならwarenaitoiunara
ぼくはまだここにいるよbokuhamadakokoniiruyo
春haruがきてgakite 花hanaがga降fuればreba みるまにmirumani
季節kisetsuのno子供kodomoがga溢afuれだしてredashite
きみをkimiwo笑waraうu