ゼロトケイ 歌詞 織田かおり NORN9 ノルン+ノネット ED ふりがな付

その手ての中なかで光ひかる埋うずもれた記憶きおくに
導みちびかれるまま見上みあげていた
旅立たびだちの空そらを

時ときは廻まわる
繰くり返かえしながら運命うんめいの輪わを辿たどり
塞ふさがれた未来みらい 閉とざされた過去かこ
永ながい冬ふゆを跳とび越こえて

終おわる世界せかいを刻きざんだ針はりは
零ゼロを指さしても止とまることなく
無限むげんの夜よるを数かぞえつづけるよ
誰だれかの目覚めざめを優やさしく照てらすため

詩うた声ごえだけが残のこる透明とうめいな景色けしきに
色いろを乗のせるように花はなは咲さいた
真実しんじつを隠かくして

時ときを騙だます偽いつわりの笑えみが
運命うんめいの日ひを覗のぞく
落おちる瞬間しゅんかん 響ひびく旋律せんりつ
願ねがうことは ただひとつ

同おなじ世界せかいに生うまれた理由わけが
もし別わかれでも この痛いたみでも
最後さいごならばもっと抱だきしめて
誰だれかを求もとめた想おもいの亡骸なきがらを

冷つめたい文字盤もじばんに凍こおり付ついた涙なみだの跡あと
まだ解ほどけないけれど

終おわる世界せかいを刻きざんだ針はりの
絆きずなはきっと途切とぎれはしない
朝あさがくれば薄うすれる星々ほしぼし
空そらには確たしかに輝かがやくように

いま現実ここで出逢であえた意味いみは
零ゼロにならない永遠えいえんだから
自由じゆうになって春はるの陽ひだまりを
愛あいした誰だれかと探さがししにいきたいよ