遺言桜 歌詞 艶も酣 ふりがな付

夢ゆめはいつか覚さめるもので
命いのちはやがて果はてるもので
年年歳歳ねんねんさいさい花はな相似あいにたり
微笑ほほえみ 帰かえらず

時ときが人ひとを変かえて行いくの
人ひとが自みずから染そまり行いくの
歳歳さいさい年年ねんねん人ひと同おなじからず
風かぜに舞まうカルマ

生うませて下ください
生うまれた証あかしを
生うませて下ください
泣なき濡ぬれた証あかしを
宿やどして下ください
ただひとりあなたとの
生うませて下ください
さえぎられた光ひかりを

骨ほねになれば 許ゆるせますか
土つちに還かえれば つぐなえますか
年年歳歳ねんねんさいさい生死せいし問とわせず
運命うんめいは桜さくら木きの下したを
ひしめき合あいながら走はしり抜ぬけて行いく
なにゆえ叫さけぶのだろう

生うませて下ください
生うまれた証あかしを
生うませて下ください
泣なき濡ぬれた証あかしを
宿やどして下ください 宿やどして
ただひとりあなたとの
生うませて さえぎられた光ひかりを