この歌をあの人に… 歌詞 三田りょう ふりがな付

ふるさと放はなれて いくつも年月ねんげつは過すぎて
今いまはただ ふり向むきもせず
さすらいの 旅たびの果はて
波間なみまに 夕陽ゆうひが溶とける時とき
遥はるかに聞きこえる やさしい愛あいの歌うたが
遠とおき日ひの 母ははの背中せなかに

人ひとは皆みんな やすらぎと おもかげ 心こころに求もとめてる
この歌うたを あの人ひとに… もう一度いちど あの人ひとに…
その愛あい 捨すててはいけないと
どうか 伝つたえてあげてほしい

群むれから逸それた 都会とかいの鳥とりのように
今いまはもう 羽根はねを休やすめて
ただ一人ひとり 佇たたずめば
季節きせつも やがては巡めぐり来くる
確たしかに聞きこえる やさしい愛あいの歌うたが
若わかき日ひの 父ちちの歌声うたごえ

人ひとは皆みんな 情熱じょうねつと 勇気ゆうきを 心こころに秘ひめている
この歌うたを あの人ひとに… もう一度いちど あの人ひとに…
その希望きぼう 捨すててはいけないと
どうか 聞きかせてあげてほしい
この歌うたを あの人ひとに… もう一度いちど あの人ひとに…
その愛あい 捨すててはいけないと
どうか 伝つたえてあげてほしい