夜明けの風 歌詞 せきぐちゆき ふりがな付

風かぜの藻屑もくず 夜よるは海うみ
くる虫むし踊おどる きのふれ満月まんげつ
走はしれど走はしれど亀裂きれつは迫せまる

いつの間まにか 始はじまって
いつの間まにかに ここまで来きたけど
これ以上いじょう これ以上いじょう 足あしが進すすまない
迫せまり来くる亀裂きれつごと 鮮あざやかに打うち上あげて

ああ 今いま 私わたしは風かぜになる どんな痛いたみも越こえて
ああ 今いま あなたは生いきて行いく どんな夢ゆめを見みるのだろう

涙なみだで紡つむいだ紙切かみきれを
小瓶こびんに詰つめて夜明よあけへ流ながした
届とどけてよ 届とどけてよ 愛あいするあなたへ
ただ一行いちぎょう 名なを綴つづった それは最後さいごの楽譜がくふ

ああ 今いま 私わたしは風かぜになる どんな迷まよいも越こえて
ああ ただ あなたが永遠えいえんに幸しあわせであれと願ねがう

人ひとは誰だれも涙なみだをこらえ 必死ひっしで叫さけぶ場所ばしょを探さがしているの
張はり裂さけそうな想おもい 月つきに 星ほしに 森もりに 花はなに 丘おかに 放はなって

ああ 今いま 私わたしは風かぜになる どんな痛いたみも越こえて
ああ ただ あなたが永遠えいえんに幸しあわせであれと願ねがう
ああ 今いま 私わたしは風かぜになる どんな迷まよいも越こえて
ああ ただ あなたが永遠えいえんに幸しあわせであれと願ねがう