奪だつわる 母いろはの 心こり
言祝ことほぎ 亡なくした 愚ぐ蒙ぐもうに 黄泉よみが来きた
そそるは 荒あばらの 塔とう
煌きらめく 傲おごりに 有界うかいが 舞まい降おりた
早はやめられた 廃滅はいめつの 黒くろい 影かげを
糧かてに 加くわえて 穢土えどに 還かえす
蛮行ばんこうの 徳とく (五ご噫ごい)
塹壕ざんごうの 労苦ろうく (五ご噫ごい)
難航なんこうを 模もす (五ご噫ごい)
鈍根どんこんの 徒とを (五ご噫ごい) 遇ぐうす
誂あつらえたる 鬧とう熱とうねつの 捏こねた 泥どろを
気き吹いぶきと 吐はかば 汚穢おわいが 散ちる
問とい 解かい 冥めい
問とい 解かい 冥めい
故ゆえに 配流はいるは 自明じめいの 事ことぞ
上うえに 納おさめぬ 下策げさくを 取とる 何など
遣やり遂とげたい 「なら 死しぬが良よい」
下劣げれつなる 声こえも 異界いかいでは 好よき音ねと
嗚呼ああ 愚ぐかな 性さが それでも
己おのが 宇気うけ比うけいに 余儀よぎは 無なし
早はやめられた 廃滅はいめつの 黒くろい 影かげを
糧かてに 加くわえて 穢土えどに 還かえす
捏造つくり上あげられた 気道きどう車きどうしゃが 撥はねた 泥どろを
渾すべて 被かぶりて 三さん事さんじを 成なす
奪datsuわるwaru 母irohaのno 心kori
言祝kotohoぎgi 亡naくしたkushita 愚gu蒙gumouにni 黄泉yomiがga来kiたta
そそるはsosoruha 荒abaraのno 塔tou
煌kiraめくmeku 傲ogoりにrini 有界ukaiがga 舞maいi降oりたrita
早hayaめられたmerareta 廃滅haimetsuのno 黒kuroいi 影kageをwo
糧kateにni 加kuwaえてete 穢土edoにni 還kaeすsu
蛮行bankouのno 徳toku (五go噫goi)
塹壕zangouのno 労苦rouku (五go噫goi)
難航nankouをwo 模moすsu (五go噫goi)
鈍根donkonのno 徒toをwo (五go噫goi) 遇guuすsu
誂atsuraえたるetaru 鬧tou熱tounetsuのno 捏koねたneta 泥doroをwo
気ki吹ibukiとto 吐haかばkaba 汚穢owaiがga 散chiるru
問toi 解kai 冥mei
問toi 解kai 冥mei
故yueにni 配流hairuはha 自明jimeiのno 事kotoぞzo
上ueにni 納osaめぬmenu 下策gesakuをwo 取toるru 何naどdo
遣yaりri遂toげたいgetai 「ならnara 死shiぬがnuga良yoいi」
下劣geretsuなるnaru 声koeもmo 異界ikaiではdeha 好yoきki音neとto
嗚呼aa 愚guかなkana 性saga それでもsoredemo
己onoがga 宇気uke比ukeiにni 余儀yogiはha 無naしshi
早hayaめられたmerareta 廃滅haimetsuのno 黒kuroいi 影kageをwo
糧kateにni 加kuwaえてete 穢土edoにni 還kaeすsu
捏造tsukuりri上aげられたgerareta 気道kidou車kidousyaがga 撥haねたneta 泥doroをwo
渾subeてte 被kabuりてrite 三san事sanjiをwo 成naすsu