dilatant 歌詞 siraph ふりがな付

砂すなのように崩くずれ落おち 消きえる街まち
泣なきはらして火照ほてった目めにうつす

どれくらい こうしてたか わからない

ここにあったはずの君きみの熱ねつと質量しつりょうを探さがす
取とるに足たらぬものだと誰だれも皆みんな、口くちを揃そろえて
それでも手てを伸のばし 求もとめる衝動しょうどう
目眩めまいとともに委ゆだねる 足音あしおとに耳みみを澄すまし

薄うすいノイズ混まじる 夕立ゆうだちの中なか
歩あるき方かたを忘わすれてただ立たち尽つくす

どれくらい こうしてたか わからない

ここにあったはずの砂すなの城しろも洗あらい流ながされ
何度なんど 作つくり直なおしてもいつかは波なみに攫さらわれ
醒さめてく呼吸こきゅうまで 温あたためなおし
寄よせ集あつめの愛あいで両手りょうてを満みたす 満みたす

ひとの一生いっしょうなんてのは
砂すなで出来できた花はなびらのよう
何度なんど 積つみ上あげても崩くずれ
波なみに攫さらわれまた繰くり返かえす

ここにあったはずの君きみの熱ねつと質量しつりょうを探さがす
取とるに足たらぬものだと誰だれも皆みんな、口くちを揃そろえて
それでも手てを伸のばし 求もとめる衝動しょうどう
目眩めまいとともに委ゆだねる 足音あしおとに耳みみを澄すまし