エキストラ 歌詞 スロウハイツと太陽 ふりがな付

少すこしだけ 僕ぼくは目めを閉とじて
あの日ひの言葉ことばを思おもい出だしている
あなたは幸しあわせになれないなんて
今いまだって必死ひっしで 息いきをしているのに

誰だれも気きづかないで

あの人ひとの名前なまえも思おもい出だせなくて
あんなに一緒いっしょにいたのになあ
そうやって忘わすれていくのかなって
いつだって最期さいごはあっけないんだなあ

浮うかんだ言葉ことばの数かずや
過すぎてった日々ひびの分ぶんだけ
積つみ重かさねれば重かさねるほどに
意味いみなんて少すこしずつ薄うすれてって

息いきだって 苦くるしくなって
今いまだって 生いきる意味いみなんて
どうでも いいとか 嘘うそばっか 言いうなよ

あなたはあなたを救すくいながら
僕ぼくは僕ぼくを救すくいながら
生いきていくしかなかったよな

でもあなたはあなたを許ゆるしながら
あの日ひのあなたを許ゆるしながら
生いきていたっていいのにな

よかったのにな

大切たいせつなものは無なくなった
忘わすれたいことが増ふえていった
形かたちないものが怖こわくなった
生いきていることが怖こわくなった

愛想笑あいそわらいが上手うまくなった
嘘うそをつくことが多おおくなった
そんな自分じぶんが怖こわくなった
生いきていることが怖こわくなったんだ

そうやって僕ぼくらは大人おとなになった
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかった
なんて言いいたくなかった

誰だれかを救すくいたかった
あなたを救すくいたかった

くだらないなって笑わらおう
やめよう もうやめよう
誰だれかに不幸ふこうにされるくらいなら
もういいから

あの日ひ 君きみが泣なけなくなったあの日ひ
上手うまく笑わらえなくなったあの日ひ
何なにも言いえなくなったあの日ひ
死しんでしまいたくなったあの日ひ

気きづいてあげればよかった
分わかってあげればよかった
声こえを枯からせばよかった
傍そばにはいられなかった
ごめんね

あなたはあなたを救すくいながら
僕ぼくは僕ぼくを救すくいながら
生いきていくしかなかったよな

でもあなたはあなたを許ゆるしながら
あの日ひのあなたを許ゆるしながら
生いきていたっていいんだよ

よかったんだよ