よみ:あらかじめうしなわれたぼくらのばらっど
予め失われた僕らのバラッド 歌詞
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イヤホンズ
- 2016.10.5 リリース
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「ねえ、あの灰色はいいろの国くにのいちばんどんよりとした辺あたり、見みえる?」
「ゼロの表情ひょうじょうのコでしょ」
「そ、あれって…さびしさ?」
「あきらめかも」
「孤独こどくじゃない?」
「同調どうちょう圧力あつりょく?」
「あっ、虹にじの小瓶こびん 落おとしちゃった」
「わっ、中身なかみぜんぶ散ちらばってるよ」
「その最後さいごの」 ひとしずく――
聞きこえない 音おとがこぼれた
あえかな光ひかりを 纏まとっていた (can you hear me?)
寄よるべない耳みみの (this is one drop of wish)
静寂せいじゃくの深ふかく (you'd carry out…)
魂たましいの底そこへと響ひびく (you'd carry out…)
絶望ぜつぼうの中なかで 生いきていたと 気きづかなかった
ゆっくり饐すえてく 腐敗臭ふはいしゅうに 馴ならされていた
人間にんげんごっこを してる魔物まものの 瞳ひとみの中なか
僕ぼくのニセモノみたいな 僕ぼくが映うつった
上手うまく笑わらえない泣なけない けどナゼか わかる
やさしい涙なみだの在処ありか 嵐あらしの向むこう――
予あらかじめ失うしなわれた 僕ぼくら
得体えたい知しれない 痛いたみさえも 血流けつりゅうに変かえ
生うまれつき囚とらわれた 世界せかいで
弱よわさにまみれながらヒトになりながら
陽ひの差さす場所ばしょへ ひた走はしろう
絶望ぜつぼうの亜種あしゅ "希望きぼう"へと 変異へんいしていた
その細胞さいぼうの 厭いとわしさに 舌打したうちをした
捨すてられなくて 埋うめて隠かくした重おもいカケラの
ざらついた錆さびはもう 削けずれなくても
ちゃんと笑わらいたい泣なきたい 願ねがい 握にぎりしめ
今日きょうと地続じつづきの明日あしたに おびえないで――
予あらかじめ失うしなわれた 愛あいを
見みつけてさえ それが愛あいと 特定とくていできず
傷きずつけて差さし返かえされた手てを
汚よごしてやっと知しったヒトである意味いみを
陽ひの差さす場所ばしょへなお 無様ぶざまに引ひきずって走はしろう
"その命いのち 使つかわないんでしょ 返かえして"と まとわりつく
片羽かたばねの 妖精ようせいの マボロシ かき消けした
ビョオビョオと 鳴なく空そらに 僕ぼくは独ひとり 誓ちかった
魂たましいが尽つきる日ひも この手てを遠とおくへ
伸のばすよ 見果みはてぬ 時ときの先さきへ――
予あらかじめ失うしなわれた 僕ぼくら
得体えたい知しれない 痛いたみさえも 血流けつりゅうに変かえ
生うまれつき囚とらわれた 世界せかいで
弱よわさにまみれながらヒトになりながら
陽ひの差さす場所ばしょで見みる 流ながれる血ちは赤あかだろうか 恐おそれずにただ ひた走はしろう
「ゼロの表情ひょうじょうのコでしょ」
「そ、あれって…さびしさ?」
「あきらめかも」
「孤独こどくじゃない?」
「同調どうちょう圧力あつりょく?」
「あっ、虹にじの小瓶こびん 落おとしちゃった」
「わっ、中身なかみぜんぶ散ちらばってるよ」
「その最後さいごの」 ひとしずく――
聞きこえない 音おとがこぼれた
あえかな光ひかりを 纏まとっていた (can you hear me?)
寄よるべない耳みみの (this is one drop of wish)
静寂せいじゃくの深ふかく (you'd carry out…)
魂たましいの底そこへと響ひびく (you'd carry out…)
絶望ぜつぼうの中なかで 生いきていたと 気きづかなかった
ゆっくり饐すえてく 腐敗臭ふはいしゅうに 馴ならされていた
人間にんげんごっこを してる魔物まものの 瞳ひとみの中なか
僕ぼくのニセモノみたいな 僕ぼくが映うつった
上手うまく笑わらえない泣なけない けどナゼか わかる
やさしい涙なみだの在処ありか 嵐あらしの向むこう――
予あらかじめ失うしなわれた 僕ぼくら
得体えたい知しれない 痛いたみさえも 血流けつりゅうに変かえ
生うまれつき囚とらわれた 世界せかいで
弱よわさにまみれながらヒトになりながら
陽ひの差さす場所ばしょへ ひた走はしろう
絶望ぜつぼうの亜種あしゅ "希望きぼう"へと 変異へんいしていた
その細胞さいぼうの 厭いとわしさに 舌打したうちをした
捨すてられなくて 埋うめて隠かくした重おもいカケラの
ざらついた錆さびはもう 削けずれなくても
ちゃんと笑わらいたい泣なきたい 願ねがい 握にぎりしめ
今日きょうと地続じつづきの明日あしたに おびえないで――
予あらかじめ失うしなわれた 愛あいを
見みつけてさえ それが愛あいと 特定とくていできず
傷きずつけて差さし返かえされた手てを
汚よごしてやっと知しったヒトである意味いみを
陽ひの差さす場所ばしょへなお 無様ぶざまに引ひきずって走はしろう
"その命いのち 使つかわないんでしょ 返かえして"と まとわりつく
片羽かたばねの 妖精ようせいの マボロシ かき消けした
ビョオビョオと 鳴なく空そらに 僕ぼくは独ひとり 誓ちかった
魂たましいが尽つきる日ひも この手てを遠とおくへ
伸のばすよ 見果みはてぬ 時ときの先さきへ――
予あらかじめ失うしなわれた 僕ぼくら
得体えたい知しれない 痛いたみさえも 血流けつりゅうに変かえ
生うまれつき囚とらわれた 世界せかいで
弱よわさにまみれながらヒトになりながら
陽ひの差さす場所ばしょで見みる 流ながれる血ちは赤あかだろうか 恐おそれずにただ ひた走はしろう