暗くらい夜よふけの 窓まどべにすがり
星ほしもない空そら 泣なき泣なき呼よんだ
村むらの小径こみちで 遊あそんだころは
十七じゅうしち、八はちの まだ俺おれァがきだった
こんな冷つめたい 世間せけんと知しらず
どこではぐれた 裏町うらまちぐらし
夢ゆめを抱だいて 出でて来きたころは
十七じゅうしち、八はちの まだ俺おれァがきだった
胸むねを濡ぬらした あの娘この涙なみだ
好すきと素直すなおに なぜ言いえなんだ
祭まつり囃子ばやしに 浮うかれたころは
十七じゅうしち、八はちの まだ俺おれァがきだった
風かぜにちぎれる 夜汽車よぎしゃの汽笛きてき
追おえば恋こいしい 故郷こきょうが浮うかぶ
飛とんで行いきたい あのころあの日ひ
十七じゅうしち、八はちの まだ俺おれァがきだった
暗kuraいi夜yoふけのfukeno 窓madoべにすがりbenisugari
星hoshiもないmonai空sora 泣naきki泣naきki呼yoんだnda
村muraのno小径komichiでde 遊asoんだころはndakoroha
十七juushichi、八hachiのno まだmada俺oreァaがきだったgakidatta
こんなkonna冷tsumeたいtai 世間sekenとto知shiらずrazu
どこではぐれたdokodehagureta 裏町uramachiぐらしgurashi
夢yumeをwo抱daいてite 出deてte来kiたころはtakoroha
十七juushichi、八hachiのno まだmada俺oreァaがきだったgakidatta
胸muneをwo濡nuらしたrashita あのano娘koのno涙namida
好suきとkito素直sunaoにni なぜnaze言iえなんだenanda
祭matsuりri囃子bayashiにni 浮uかれたころはkaretakoroha
十七juushichi、八hachiのno まだmada俺oreァaがきだったgakidatta
風kazeにちぎれるnichigireru 夜汽車yogisyaのno汽笛kiteki
追oえばeba恋koiしいshii 故郷kokyouがga浮uかぶkabu
飛toんでnde行iきたいkitai あのころあのanokoroano日hi
十七juushichi、八hachiのno まだmada俺oreァaがきだったgakidatta