緑の絵 歌詞 遊佐未森 ふりがな付

あなたを待まってる 帰かえって来くるのを
いつでも待まってる 淋さびしいあなたを

幼おさない日ひは 淡あわい絵えの中なかの 緑色みどりいろ
手てを伸のばす 届とどかない 駆かけ抜ぬけた 風かぜの音おと
見みつけに来きて ひとつ忘わすれモノ 森もりの奥おく
大丈夫だいじょうぶ 迷まよったら その場所ばしょが 此処ここだから

すぐにまた 旅立たびだつ日ひが来くるのでしょう
だから今いまは 枝えだの蔭かげに 足あしを休やすめて

あなたを待まってる 帰かえって来くるのを
いつでも待まってる 淋さびしいあなたを

星ほし降ふる夜よるは 幹みきに身みを寄よせて 夜明よあけまで
目覚めざめには 朝露あさつゆを一ひと雫しずく あげるから
流ながれて来くる 青あおいせせらぎは いつの日ひか
遠とおい町まちで その肩かたに 降ふり注そそぐ 雨粒あまつぶに

すぐにまた 忘わすれる日ひが来くるのでしょう
だから今いまは 腕うでに巻まいた 時ときをほどいて

見みていてあげるよ 眠ねむりにつくまで
歌うたってあげるよ 眠ねむれぬあなたに

きっとまた 出逢であえる日ひが 来くるのでしょう
だから今いまは 振ふり向むかずに 歩あるきはじめて

あなたを待まってる 帰かえって来くるのを
いつでも待まってる 淋さびしいあなたを
あなたを待まってる 帰かえって来くるのを
いつでも待まってる 淋さびしいあなたを